春休みにゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィーク……連休になると「子供とどこに行こう?」と頭を悩まされるママは多いのではないでしょうか。子供からの「どこか行こうよぉ~!」攻撃も日に日に強くなります。
いつものお決まりで近場のショッピングセンターもいいのですが、お買い物にお食事代に子供のゲーム代におやつ代に……意外とお金がかかりますよね!その割に子供たちのウケも良くなくて「またぁ?」とか言われてしまいます。
それなら、今度のお休みには思い切って日帰り旅行はどうでしょう。普段行かない土地に出かけて、見たことのない景色や初めての体験に、子供たちはもちろん大人も楽しめますよ!
この記事では、東京から日帰りで行くのに便利で、我が家の小学生の息子も大好きでよく行くおすすめ観光地をご紹介します!
日帰り旅行は電車がおすすめ!
泊りがけの旅行ほどお金も時間もかからず「明日行こう!」と思い立って行くこともできる日帰り旅行ですが、交通手段は自動車よりも電車が断然おすすめです!
我が家では、「日帰り旅行」と言ったら絶対に電車で行きます。「息子が電車好きだから」という部分も大きいですが、それ以外にも電車で行く最大のメリットが「渋滞に巻き込まれない」ということです。
連休期間中、特にゴールデンウィークやお盆休みやシルバーウィークはどこへ行くにも渋滞に巻込まれてしまいますよね。やっと到着したかと思ったら今度は駐車場が満車で停められない!なんていうこともよくあります。そうなると時間がもったいないし、家族みんながイライラし始めて雰囲気が悪くなったりしたら、せっかくの日帰り旅行が台無しですよね!
その点、電車なら渋滞はありません。多少混むことはあっても平日の通勤ラッシュほどではありませんし、特急なら指定席券を買っておけばゆったり座れます。運賃も特急券も小学生なら大人の半額ですし、幼児は大人の膝の上ならどこまで行っても無料です。でも特急に乗るなら、あえて幼児の分も乗車券と指定席特急券を購入して大人も子供も一人一席にゆったり座るのがおすすめですよ。
関東で電車の日帰り旅行に子供も喜ぶおすすめ観光地
今まで図鑑や映像でしか見たことがなかった電車に乗ると、電車好きの子はもちろん、そんなに電車に興味のない子でもテンションがあがります。普段いかない土地の電車や特急に乗ると、日帰りでも旅行気分が出ますよね!
うちの息子は物心ついたころから電車が大好きで、電車メインでお出かけ先を決めることがあるほどです。
そんな私たち親子がよく行く、電車好きの子もそうでない子も楽しめるおすすめ日帰り観光地をご紹介します!
秩父は見どころ満載でアクセスも抜群の超おすすめスポット!
最近はCMも流れて、どんどん人気が出ている秩父。本当に見どころが満載なんです!
春はちょうどゴールデンウイークの時期に羊山公園の芝桜が見頃ですし、夏は長瀞のライン下りや天然氷のかき氷が有名ですし、秋には紅葉、冬は秩父夜祭や三大氷柱と、年間を通して何度も行きたくなる超おすすめスポットです。
そして、子連れの方に特におすすめしたいのが秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」(C58 363)です。毎年、12月の秩父夜祭の後くらいから冬期運休期間に入り、3月中旬~下旬くらいから運転が始まります。土日祝日中心で一日一往復の運行ですが、詳しい運行日や時刻表は秩父鉄道のホームページで確認しましょう。
SLは子供たちに大人気ですが、実際に動く本物のSLを見たり乗ったりすることってなかなかないですよね。うちの子も私も、初めて間近で見たり乗ったりした「動く本物のSL」はパレオエクスプレスでした。大人の私も、その迫力に圧倒されましたよ!まだ乗ったことのない方はぜひ!こちらの記事もご覧ください♪
→「秩父のSL乗車方法☆パレオエクスプレスの子連れにおすすめの乗り方」
→「パレオエクスプレスに座るには?指定席券の購入方法と注意点!」
→「パレオエクスプレスの自由席は座れる?自由席券の買い方と予約特典」
また、乗車はしないけれど動いているSLを見たい!という時におすすめのスポットが、秩父鉄道の終点、三峰口駅の脇にある「秩父鉄道車両公園」です。ここにはSL機関車の方向を転換させる転車台があって、運転日には三峰口駅に到着したパレオエクスプレスの回転作業を間近で見ることができ、大人も子供も歓声を上げてしまいます!
ほかにも秩父ミューズパークや宝登山小動物公園など、子供と一緒に楽しめるスポットがいっぱいで何度もリピートしたくなる観光地です。
アクセスも抜群で、池袋駅から西武秩父駅まで西武鉄道の特急レッドアローで最短78分でついてしまいますし、西武秩父駅からは徒歩数分の御花畑駅から秩父鉄道に乗り換えて、長瀞方面へのアクセスも良好です!秩父散策なら西武鉄道の発駅から「秩父フリー切符」を使うのが絶対お得なので、お忘れなく。
川越は子供も楽しい近場の穴場スポット!
秩父よりもさらに気軽に行けるおすすめスポットが川越です。「蔵造りの街並み」で小江戸川越として親しまれています。
川越と言えば「菓子屋横丁」は外せませんね!
20軒ほどの駄菓子やお団子やおみやげ物などの店舗が軒を連ね、こぢんまりとした横丁にたくさんの人が訪れて、いつもにぎわっています。大人には懐かしく、子供には新鮮に感じられて面白いですよ。
アクセスは、西武鉄道なら西武新宿駅から本川越駅まで普通列車で約1時間、特急レッドアローなら45分で到着です。
東武東上線の川越駅もありますが、「菓子屋横丁」や「時の鐘」など川越観光には西武鉄道の本川越駅の方が近くて便利ですよ。
本川越駅から菓子屋横丁方面への蔵造りの街並みは、ぶらぶら散策するだけでも楽しいです!着物を着て散策している若い人達も多く、タイムスリップしたような気分で一日楽しめますよ!
江の島・鎌倉は子供と一緒に自然や歴史と楽しくふれあえるおすすめスポット!
朝からちょっと足を延ばして江の島・鎌倉へ。海水浴の季節じゃなくても、海を見ると子供も大人もテンションが上がりますよね!
江の島でおすすめなのは岩屋の洞窟です!小さい子にはちょっと岩屋までの道のりや洞窟の薄暗さからあんまり楽しめないかもしれませんが、小学生なら冒険気分で楽しめます!→江の島岩屋の詳しい情報はこちら【楽天たびノート】
鎌倉エリアなら、やっぱり高徳院の鎌倉大仏がおすすめです。
あまりにも有名で大人には定番中の定番かもしれませんが、初めて見た子供は「すごーい!」とびっくりしたり感動したり笑っちゃったり。大人も、久しぶりに見るとまた感じ方が違うかもしれません。子供が怖がらなければ、大仏様の胎内拝観もおすすめですよ!
都心からのアクセスは色々ありますが、子供と電車旅を楽しむなら新宿駅から小田急の特急ロマンスカーに乗って藤沢駅へ、藤沢駅からは子供たちにも人気の江ノ電に乗って江の島や鎌倉観光をするのがおすすめです!
「江の島・鎌倉フリーパス」を使うと小田急線発駅~藤沢駅までの往復切符と藤沢駅~片瀬江ノ島駅間の小田急線と江ノ電が乗り降り自由のほか、周辺観光施設や飲食店の割引や優待特典もついているので、とってもお得です。このフリーパスにロマンスカー特急券を組み合わせても使えるので、江の島・鎌倉エリアで江ノ電に乗り降りして散策するなら絶対お得ですよ。
千葉のローカル線でのんびり旅
千葉県はいろんなローカル線が走っているので、鉄道好きの日帰り旅行におすすめです!
小湊鐵道といすみ鉄道は上総中野駅で乗り継いで房総を横断することができるので、自然を満喫しつつ普段とは違うのんびりした鉄道を楽しめます。トロッコも楽しいですよ!養老渓谷での滝めぐりや水遊びも人気です。
→千葉に電車でお出かけ☆小湊鐵道といすみ鉄道のお得な切符でトロッコや観光を楽しむおすすめプラン
→養老渓谷滝めぐりのおすすめの行き方☆遊歩道の歩きやすさと所要時間
流鉄流山線なら都心からも近く、思い立ったときに鉄道好きの子供を連れて行けるのでおすすめです。
→流鉄流山線を楽しむ乗り方☆切符の種類とおすすめ観光スポット
まとめ
東京から電車に乗って日帰りで楽しめる観光地はけっこうたくさんありますね。
普段乗らない路線の車両に乗るだけでも、旅行気分が盛り上がってワクワクするのではないでしょうか。
「まとまった休みはなかなか取れないけれど、子供をどこかに連れて行ってあげたい…」という時にも、日帰り電車旅行はおすすめですよ。
ローカル線でも一日乗車券などお得な切符を発行していることが多いので、お出かけ前にチェックしてみてください。