養老渓谷といえば、夏はもちろん紅葉のシーズンも人気の観光スポットです。東京から日帰りで気持ちのいい自然を満喫しに行けるので、「夏休みなのにどこにも行ってない!」とか「休日にちょっと遊びにいきたい!」というときに、旅行気分も味わえておすすめです。
私も夏休みに小学生の息子を連れて養老渓谷に滝めぐりをしに行ったので、おすすめの行き方や遊歩道の歩きやすさ、滝めぐりにかかった時間についてご紹介します。
養老渓谷滝めぐりのおすすめの行き方
東京方面から電車で行くなら、JR内房線で五井駅まで行き、そこから小湊鉄道に乗り換えて養老渓谷駅まで行きます。
土日休日には途中の上総牛久駅から里山トロッコが運行されていたり、途中の里山駅では地元のボランティアさんによる売店が開かれていたりして、更に旅気分が楽しめます♪
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滝めぐり遊歩道散策の最寄り駅は養老渓谷駅です。
駅の改札を出ると足湯があって、鉄道や駅の駐車場を利用した人は無料で浸かることができるんです(それ以外の人は駅で大人140円、こども70円の入場券を購入すれば利用できます)。
タオルは駅で100円で販売されているのですが、足だけですし、足湯用にハンドタオルなどを持参するといいですよ!
滝めぐり遊歩道へは駅から歩くとかなり遠いので、バスに乗って近くまで行きます。
粟又の滝(養老の滝)側からスタートするか、反対側からスタートして粟又の滝をゴールにするか迷いますよね!
好みにもよりますが、私たちは粟又の滝をゴールにしました。
バスの運転手さんが勧めてくれたというのもありますが、いくつもの滝を見ながら歩いてきて最後に一番大きな粟又の滝を見ると「おおーっ!これが養老の滝かー!」とちょっと感動しますよ☆
私たちのように粟又の滝をゴールにするなら、バスは「原ノ台」で降ります。
有料駐車場やトイレがあって、滝めぐりの案内看板が立っています。
遊歩道にトイレは無かったと思うので、ここで済ませておくと安心ですよ。
滝めぐり遊歩道に出る前に「幻の滝」と呼ばれている小沢又の滝からめぐることになります。
この滝は「ガーデン滝の郷」という飲食店の私有地の中にあるため、お店の方に入場料を払わないと見ることができません。お金を払って奥に進むと展望台のようになっていて、ここから滝を眺めることもできます。
階段を下りていくと近くで見ることができるのですが、この階段がお店の方の手作り(?)で、下りるのにかなり勇気がいる感じです(写真は階段の下から見上げたところ)。
すのこで作られた橋も、スリル満点!
小さい子や妊婦さんや足に不安がある方は上の展望台から見るのを強くおすすめしますが、それ以外の方は「勇気を出して下りて行った甲斐があった!」という意見が多いのもうなずけますよ。ちなみに、上りもちょっと怖かったです……。
その後、滝めぐり遊歩道を歩きながらいくつもの滝を眺めたり、トンボや川で魚を食べて水浴びをする野鳥やヘビにも出くわしました!
川は浅瀬が多いみたいで、水の中を歩いたり水遊びをいたりしている子供が多かったです。
でも急に深くなったり流れが強くなったりするところもあると思うので、子供が川の中に入ったら目を離さないようにした方がいいですね。実際、ここで溺れる事故も起きているそうなので要注意です。
最後にメインの粟又の滝(養老の滝)を見て、感動し、川の反対側に飛び石で渡って狭い石の階段を昇ったらゴールです。
こちらからスタートする人も多いのですが、今回ご紹介した反対側からのコースの方がおすすめです。私は比べていないのですが、バスの運転手さんの話では原ノ台スタートの方が歩くのもずっと楽なのだそうです。
道路に出たところに粟又の滝バス停があるので、ここから駅に向かいます。
小湊鐵道の養老渓谷駅に戻ってもいいですが、上総中野駅に行っていすみ鉄道に乗るのもおすすめです。
私たちは小湊鐵道の五井駅からいすみ鉄道の大原駅まで一方向のみ乗り降りできる「房総横断乗車券」を買ったので、バスで上総中野駅に向かい、いすみ鉄道で途中下車しつつ終点の大原駅でJR外房線に乗り換えました。
いすみ鉄道は利用せずに小湊鐵道で往復するなら、小湊鐵道の「1日フリー乗車券」を買うとお得ですね。
養老渓谷滝めぐり遊歩道は歩きやすい?
遊歩道自体はとても歩きやすく整備されています。途中2回、最初と最後に飛び石で川を渡る箇所がありますが、石と石の間隔は広くないので幼稚園児くらいの子供を連れたファミリーの姿もよく見かけました。
ただ、赤ちゃん連れや妊娠中のママ、足に不安がある方には、滝めぐり遊歩道散策はちょっとキツいかもしれません。
遊歩道は整備されていて歩きやすいのですが、やはり自然の中なので、途中には足場が悪いところや石の階段を上り下りしないといけないところもあります。
靴はサンダルなどではなく、スニーカーなど歩きやすいものを履いていった方が安全です。
私たちが行ったときはベビーカーを押している方がいたのですが、パパがベビーカーを担いでママが子供の手を繋いだり抱っこしたりしてとても大変そうでした…。
もし心配な場合には滝めぐり遊歩道には下りずに、養老渓谷駅からバスで直接粟又の滝バス停まで行って上から滝を眺めるのもおすすめですよ。バス停から川を左手に歩道を5分ほど歩くと「上総養老の滝展望台」があります。ちょっと遠目になってしまいますが、立派な粟又の滝を眺めることができますよ。
粟又の滝バス停の前には「滝見苑」という旅館があって、日帰り温泉(受付11:00~14:00)や土日祝日のみ営業の「山恵」という軽食処(11:30~15:00)や売店があるので、ここで休憩したりお昼を食べたりお土産を買ったりするのもいいですね。
養老渓谷滝めぐりの所要時間はどれくらい?
小湊鐵道のホームページに載っていた滝めぐりコースのマップ(粟又の滝コース)を見ると、全長約3.5㎞で所要時間は約50分となっています。
でも実際、私たち親子が歩いたときは、原ノ台の駐車場から遊歩道を歩いて粟又の滝バス停前まで1時間半かかっています。
最初の小沢又の滝でちょっとのんびりしたり、その後もそれぞれの滝をじっくり眺めたりはしたのですが、それ以外はサクサク歩いていました。
川に入って水遊びをしたりゆっくり歩いたりする可能性があるなら2時間以上かかると予定しておいた方がいいかもしれません。
小湊鐵道もいすみ鉄道も本数は多くないので、帰りのバスや鉄道の時間に余裕をもって楽しみたいですね!
まとめ
養老渓谷の滝めぐり遊歩道を散策するなら、粟又の滝をゴールにした原ノ台バス停スタートがおすすめです。
滝めぐり遊歩道は歩きやすく舗装されていますが、途中には足場の悪いところなどもあります。赤ちゃん連れや妊婦さんや足に不安のある方は下の遊歩道に下りずに、展望台からでも粟又の滝を眺めることができますよ。
滝めぐり遊歩道の所要時間は、滝を眺めながらわりとサクサク歩いても1時間半ほどかかりました。子供連れでゆっくり歩いたり、川で水遊びをするなら2時間以上みておいた方がよさそうです。