子供って動物が大好きですよね!
見るのはもちろん、触ったり餌やりをしたりといった「ふれあい体験」はどこでも大人気です。できれば動物にふれあう機会をたくさん与えてあげたいけれど、そのためには動物園や牧場に連れて行く必要がありますよね。東京にいると、小動物とふれあえる動物園や動物カフェはともかく、馬などのように大きな動物は遠く離れた牧場まで行かないとふれあえないイメージがあります。
でも実は、東京の、しかも都心で馬と気軽にふれあえる公園があるんです☆
この記事は、東京都心で子供と一緒に馬とふれあえる「代々木ポニー公園」で、子供の乗馬体験やふれあい体験を楽しむためにおさえておきたいポイントなどを書きました。
代々木ポニー公園なら東京で馬とふれあえる☆
うちの小学生の息子も、小っちゃいころから動物が大好きです。我が家のマンションはペットNGなので、動物園のふれあいコーナーや様々な動物カフェはもちろん、お馬さんに乗るために旅行がてら観光牧場に行ったことも何度かありました。もう、てっきり「乗馬体験=旅行先の観光牧場」と思い込んでいたのですが、たまたま息子と二人で代々木周辺をフラフラ散歩していた時に「お馬さんがいる!」ということで代々木ポニー公園を発見しました。
場所は参宮橋駅のすぐ近く。駅から明治神宮方面に向かって歩くと左手に東京乗馬倶楽部があって、シュッとしたかっこいいお馬さんと乗馬レッスンをしている方々の様子が見えてきます。さらに明治神宮方面に進むと、東京乗馬クラブのすぐ隣が代々木ポニー公園!初めてでも気軽にふらっと入りやすい雰囲気です。
こぢんまりとした公園ですがとてもきれいに整備されていて、厩舎もあり、ポニーが交代で常に3頭くらいいます。
ポニーというのは「小さい種類のお馬さん」もしくは「子馬」のこと?というイメージを持たれている方も多いと思いますが、実際は「おとなになったときの体高が147センチ以下の馬」のことをポニーというのだそうで、思っていたよりもずっと大きなお馬さんに「えっ!これがポニーなの?」とびっくりしますよ。
しかもこのポニー公園、なんと入場もふれあい体験も無料なんです。だから「お馬さんを見るの初めてだけれど、怖がらないかな?」「こんなに小さな子でも楽しめるのかな?」と心配でも、試しに気軽に入ってみることができるので安心ですよ。
東京にいながら乗馬体験を子供にさせてあげられる!
代々木ポニー公園の真ん中は広く柵で囲ってあり、その中で小学6年生以下のこどもに限り乗馬体験ができます。
引き馬乗馬
身長85センチ以上で一人で座れる子供であれば、スタッフのお兄さんやお姉さんが二人がかりでついてくれる「引き馬乗馬」ができます。
乗り降り場のスタッフのお兄さんがやさしく声をかけながらポニーの背中に乗せてくれて、ゆっくりゆっくり優しく歩くポニーの背中に揺られながら柵の中をぐるっと一周します。一人のスタッフが手綱を引いて、もう一人のスタッフが横についてくれます。もちろんハンドルにつかまるように指示してくれますが、小さな子供には腰のあたりを優しくしっかりと支えてくれるので安心ですよ。一周して戻ってきたらお兄さんが降ろしてくれて、最後に「ありがと~」と言いながらお馬さんの首のあたりを撫でさせてくれます。
息子は小学校高学年なので写真ではわかりにくいですが、向こう側にスタッフのお姉さんがピッタリ付き添ってくれています。
初めて乗馬体験をする子を見ていると、最初はちょっぴり不安そうな表情を見せたりするのですが、一周して帰ってくるとみんなニコニコしながら「もういっかいのりたーい!」と言っています。時間内であればひとり3回まで並び直して乗ることができるので、ほとんどの子が3回乗っていきます。もちろん1回でも3回でも無料です。
乗馬体験をするためには、まず乗り場の前に置いてあるカゴからチケット(プラスチックの札)を1枚取ってから並びます。
順番が回ってきてスタッフのお兄さんから「どうぞー!」と言われたら階段を上がり、チケット回収ボックスにチケットを入れます。それまでは危ないので階段の下で待ちましょう。
引き馬乗馬は平日も土日祝日も実施していますが、時間や回数が違うので注意しましょう。
ちなみに月曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)は休園日です。
土日祝日は
10:30~11:30
13:45~14:30
15:00~16:30
平日の火曜と金曜は
13:45~14:30
15:00~16:30
平日の水曜と木曜は
15:00~16:30
それぞれ開始15分前から終了15分前までの受付です。
親子乗馬
まだ小っちゃくて一人で乗れない満1歳から3歳以下の子は、保護者と一緒に乗る「親子乗馬」ができます。ただし、二人の体重の合計が75㎏以下でなければいけませんし、妊娠中のお母さんは乗ることができません。
しかも親子乗馬ができるのは平日の水曜・木曜のみ、13:45~14:30までで先着10組限定です。
チケットは13:30から配布なので、絶対に乗りたい場合は早めに行ってお馬さんを眺めながら様子をうかがっていたほうがいいかもしれませんね☆
親子乗馬なら小さなお子さんも安心でしょうし、親子の素敵な思い出にもなりますよ♪
引き馬乗馬も親子乗馬も、天候やポニーの健康状態によっては変更や中止する場合もありますので、当日公園内の掲示やスタッフの指示を確認しましょう☆
また、1・2月と7月~9月にかけては引き馬乗馬と親子乗馬を休止する期間がありますので、お出かけ前に公式ホームページで確認しましょう。
→渋谷区立代々木ポニー公園
東京で馬とふれあい体験☆代々木ポニー公園でできること
代々木ポニー公園では、乗馬体験以外にもポニーとふれあう体験ができます。こちらは子供だけではなく大人でも誰でも参加できるので、積極的にポニーとふれあって癒されちゃいましょう♪
ブラッシングタイム
ポニーたちにブラッシングをしてあげられます。とっても気持ちよさそうでかわいいです♪
土日祝日は
10:15~10:30
13:30~13:45
平日は
13:30~13:45
ニンジンタイム
ポニーたちの大好きなニンジンを食べさせてあげることができます。「まちきれない♪」といった様子でモグモグむしゃむしゃ、おいしそうに食べてくれます!ニンジン嫌いのお子さんもこれを見たら克服しちゃうかも?
ただし、ニンジンタイムに参加するには一つ条件があります。それは、ニンジンは各自おうちから持参するということです。園内ではニンジンを用意していませんし、販売もしていません。
うちも初めてポニー公園に行ったときは偶然見つけて入ったくらいですから、当然ニンジンなんか持っているわけがなく、息子に「ニンジンあげたかった~……」と心底ガッカリされました。
ですので、ポニー公園に遊びに行くときには必ず、バッグにニンジンを1本入れていきましょう!
あげられるニンジンの量は1家族(1グループ)につき1本分までです。
たくさんあげたい気持ちはありますが、お馬さんたちがニンジンの食べ過ぎでお腹をこわしたりしたら大変なので、必ず守りましょうね。
この1本のニンジンをお馬さんたちが食べやすいよう、人参スティックくらいに細く切ったものをあげます。
おうちで切ってから持参してもいいですが、スタッフに声をかけるとニンジン用のまな板と包丁を借りることができますので切らずに丸ごと持って行っても大丈夫です。
私は「スケジュール的にニンジンタイムに参加できるかどうか微妙だなぁ」という時には、あげられなかった場合に一日持ち歩いても大丈夫なように、切らないで丸ごとビニールに入れて持って行きます。でも目が離せない小さなお子さん連れの場合には、切っている間にチョロチョロどこかに行ってしまったりまな板に手を出したりしたら危ないので、切ってから持って行った方が安心ですよ。
スタッフがニンジンのあげかたや注意点を説明するので、指をかじられないようにしっかり聞いて約束事を守りましょう☆
ニンジンタイムは曜日に関係なく
11:30~11:45
16:30~16:45
の15分ずつです。短いように感じますが、ポニーたちはあっという間にペロッと食べてしまうので「せっかく持ってきたのに余っちゃった~」ということはないんじゃないかと思います。
季節によって時間を変更して行うこともあるそうなので、乗馬やブラッシングも含め、お出かけ前には公式ホームページを確認してくださいね。
→渋谷区立代々木ポニー公園
まとめ
代々木ポニー公園は、東京の都心で気軽に無料で子供に乗馬体験をさせてあげたりふれあい体験ができるので、動物好きのお子さんと遊びに行くのにぴったりなおすすめのスポットです。親子乗馬の条件に合わない場合、大人はポニーに乗ることができませんが、見ているだけでも十分に癒されますよ。
お出かけ前には乗馬体験などのタイムスケジュールを確認して、人参を1本ビニールに入れて持って行きましょう。
この公園は馬が歩くためにアスファルトなどで舗装されていません。乾燥している日には土ぼこりが立ちますし、雨上がりにはドロドロになるかもしれません。歩きやすくて汚れてもいい靴を履いていくのがおすすめです。
お子さんと一緒にポニーたちとふれあって楽しんできてくださいね♪