男の子が生まれて初めて迎える端午の節句を初節句といいます。初節句には赤ちゃんの両親や家族、おじいちゃんおばあちゃんなどが集まって、みんなで「赤ちゃんがすくすく元気に大きくなりますように」と願ってお祝いをします。
主役の赤ちゃんも、赤ちゃんを囲むみんなも笑顔がいっぱいの楽しいお祝い会にしたいですよね!ホテルのレストランなどでお祝いの食事会を行う選択肢もありますが、一般的には自宅で行うことが多いようです。
この記事では、男の子の初節句のお祝い会を自宅で行う場合の準備について書きました。
男の子の初節句お祝い会は何を準備すればいい?
「自宅におじいちゃんおばあちゃんたちを招いてみんなで楽しく初節句をお祝いできるように、色々準備をしなきゃいけない!」と思うと大変そうですが、早めに準備の予定を立てておくと当日バタバタしなくて済むので楽ですよ。
日程を決め、連絡する
まず、初節句の日は5月5日ですよね。ちょうどゴールデンウィーク中ということもあり、みんなの都合をつけやすい日だと思います。でも、どうしても仕事などでこの日は都合がつかないということであれば、その近辺の日でなるべくみんなの都合がつく日にしてもかまわないと思いますよ。
また、赤ちゃんが生まれて間もない場合、初節句のお祝いは初めての5月5日ではなく、次の年の5月5日に行うのが一般的です。これは赤ちゃん本人の負担ももちろんですが、産後間もないママの体に負担をかけないということが一番大きな理由ですね。ですから、4月生まれでもその年の5月に初節句のお祝い会をする人もいれば、2月生まれでも次の年の5月に初節句のお祝い会をする人もいます。ママと赤ちゃんの都合に合わせていいので、体調に無理のないように決めましょう。
初節句のお祝い会を行う日程が決まったら、呼びたい人に早めに連絡をしましょう。
食事の献立を決める
端午の節句には、男の子の成長や出世の願いが込められた旬の食材や行事食があります。それらを組み合わせて献立を考えると迷わずに決められそうです。
食後のおやつに、ちまきや柏餅の用意も忘れずに。食事だけでお腹いっぱいになっても手土産として持って帰ってもらえるように、少し多めに用意するのがおすすめです。
初節句の料理については男の子の初節句の食事会 端午の節句料理の意味とちまき&柏餅についての記事も参考にしてください。
兜飾りや五月人形、こいのぼりなどを飾る
初節句を迎えるにあたって、おじいちゃんおばあちゃんから贈られたり、ママパパが自分たちで好みのものを買ったりと色々なパターンがあると思います。最近は「必要ない」と用意しない家庭も増えているようですが、せっかくの初節句なので、お菓子がついているような小さな鯉のぼりでもいいので何か飾ってあげると、写真を撮ったときに思い出に残っていいと思いますよ。
小さくてかわいい兜飾りなども、インテリアとして気軽に飾れるのでおすすめです。
デジカメやビデオカメラを用意する
当日は写真やビデオをたくさん撮りましょう。みんなで赤ちゃんを囲んだ集合写真や、兜飾りやこいのぼりの前での写真ももちろん撮っておきたいですが、抱っこしていた赤ちゃんが泣き出して困っているおじいちゃんの様子とか、それを見てあきれながら助けてあげるおばあちゃんの様子とか、当日のお料理とか……何でもない、自然な一瞬の写真もたくさん撮っておくといいですよ。10年くらいたって、子供と一緒に見た時に子供がとっても喜びますし、撮られた本人たちも「そうそう!こんなことあったね!」と楽しい思い出がよみがえるので、本当におすすめです!
ビデオも、赤ちゃん時代の声は泣き声さえも可愛いです。何年経っても忘れていないと思っていても、数年ぶりに見ると「こんな声だったんだ~。」「こんなしぐさだったっけ!」と懐かしくなります。また子供も、赤ちゃんだった自分をみんながどれだけかわいがっていたかを見ると嬉しいみたいですよ。
当日たくさん撮影できるように、バッテリーやメモリーは事前に確認しておきましょう。
菖蒲を用意する
インテリアとして飾る、紫や白い花を咲かせる「ハナショウブ」と、お風呂に入れて菖蒲湯にする「ニオイショウブ」を用意しましょう。
どちらも端午の節句に欠かせない「菖蒲」ですが、種類が全く違います。ハナショウブをお風呂に入れても菖蒲湯にはならないので、買い間違えないように注意しましょう。
菖蒲湯については端午の節句の菖蒲湯は赤ちゃんOK?菖蒲の価格と購入先、入れ方についての記事も参考にしてください。
初節句は男の子ならどんな衣装がいい?
初節句に着る男の子の衣装は、七五三の羽織袴のように伝統的なものは特にありません。「いつもよりちょっとおしゃれ」くらいでも十分ですが、せっかくだから何か初節句らしい衣装を着せて写真にも残したい!というママは多いと思います。
最近、初節句には「陣羽織」「金太郎」「和装ロンパース」が流行っているようです。
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金太郎の腹掛けは赤ちゃんらしくてとってもかわいいですし「今しかできない」ということで人気があります。
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和装に見えるロンパースも大人気です。こちらはお正月に着せるママも多いそうですよ。
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どれもこれもかわいらしくて迷ってしまいますね!
初節句をお祝いするときの赤ちゃんの月齢にもよりますが、着心地の良さそうなものを第一に選んであげるといいのではないでしょうか。
初節句の実家へのお返しは必要ない?
初節句ということで実家から兜飾りや五月人形やこいのぼりなどが贈られたり、お祝い金をもらったりすることも多いと思います。おじいちゃんおばあちゃんが孫に贈ったものですから基本的にお返しは必要ないのですが、お祝いをしてもらったことへの感謝の気持ちを伝えることは大事だと思います。
食事会を開いて料理をふるまい楽しい時間をみんなで過ごせたなら、もうそれだけで頂いたお祝いに対してのお返しになります。さらに感謝の気持ちを伝えるということで、お祝い会の時にたくさん撮った楽しい写真やビデオを後日プレゼントするというのはどうでしょう。
みんなで撮った集合写真以外は、それぞれの実家ごとに写真を分けて、赤ちゃんのかわいいワンショットもたくさん入れつつミニアルバムやフォトブックに編集します。手形・足形をとって一緒に貼るのもおすすめですよ。必ず喜んでもらえるプレゼントになります!
まとめ
端午の節句は毎年ありますが、初節句は一生に一度しかない大切なお祝いの日です。赤ちゃんの元気な成長を願い、みんなで楽しくすごして思い出に残る一日にしたいですよね。
自宅にみんなを招いてお祝いの会を開くのは準備が大変そうな気がしますが、早めに計画を立てておくと慌てずに済みます。
デジカメとビデオのバッテリーやメモリーカードの準備も忘れずに。たくさん写真や映像を撮って、楽しい思い出を残しておきましょう。実家にもプレゼントするととっても喜ばれますよ。