最近のバレンタインは、女の子から男の子だけではなく、女の子のお友だち同士でも「友チョコ」を交換するのが流行っています。
特に、子供たちの自主的な友チョコ交換は、お菓子を手作りすることの楽しさに目覚める小学生から始まるようです。
中高生になると自分のお小遣いをやりくりして自分だけで用意できるようになりますが、小学生までは材料代を出してあげたり一緒に作ってあげたりとママの負担も大きくて大変ですね。
「うちはやらないよ」と決めていても、バレンタインの日に友チョコをもらってきたらお返ししなくてはいけませんよね。
友チョコ交換ではなく、一方的に友チョコをもらったときのお返しについて、「いつ返すのがいいか」と、お返しにおすすめの簡単レシピをご紹介します。
友チョコのお返しはいつすればいい?
友チョコ交換をする女の子たちは、お友だち同士で「交換しようね」と約束をしていることがほとんどです。ですから、「うちは友チョコ交換はやらないよ」と決めて娘さんもお友だちに伝えていれば、もらってくることはないはずですよね。でも、思いがけず友チョコをもらってくるのには理由があるようです。
友チョコ交換をする子が、最初は少人数でのつもりが、うわさを聞きつけて「私も入れて!」と入ってきたり、別のグループが「私たちも交換するから一緒にやろう!」と合流したりで日に日に人数が増えていくことがあるそうです。
中高生なら「予算オーバーでそんなに作れない」ということに気づきますが、小学生は材料費を親に出してもらっていることもあって「たくさんの子と交換できて楽しそう!」という考えで、20人分くらい用意する子もいるそうです。日に日に増えたメンバーの人数を把握しきれなくて「20人くらい?」とか言われたら、ママは「足りなくなったらかわいそう」と、念のため多めに用意しますよね。
すると、「余ったから、約束していないけれどお友だちの〇〇ちゃんにもあげよう!」ということで「うちはやらない」と決めていたのに友チョコをもらってしまうのです。せっかくお友だちがくれるという友チョコを、かたくなに「いらない!」とは言えませんよね。そこは「ありがとう!」ともらって正解です。
そして、一方的だったとしてもくれた子にはちゃんとお返しをしなくてはいけませんよね。
バレンタインに友チョコをもらった場合、「女の子から男の子友だちに」だったら普通にホワイトデーに返しますが、女の子同士でもらった場合はすぐに返すという人もいます。
これは、ホワイトデーというと男の子が女の子にあげるイメージが強いことや、他の子たちはその場で交換しているので多少遅くなるけれどすぐに返したいという考えからだと思います。
すぐに返さないと「○○ちゃんの友チョコは?」と催促されることもあるんだとか。
すぐに返すこと自体はいいと思います。ただその場合に気を付けなければいけないのは、バレンタインデーに友チョコ交換会をする子たちの間では、ホワイトデーにも友チョコのお返し交換会をするのが主流だということです。
バレンタインの友チョコを交換したことになると、ホワイトデーのお返し交換会に誘われる可能性が高くなります。ホワイトデーからは参加することにするか、「いや、やっぱり友チョコやら友チョコのお返しやらを女の子グループで交換するのは良くない!」ということなら、きっぱり「この間のがお返しだよ」と言って参加させないようにするか、どちらかですね。
友チョコはホワイトデーにお返ししてもいい?
バレンタインに友チョコをもらったときに「ホワイトデーにお返しするね!」と言っておけば、「○○ちゃんが友チョコをくれない……」とお友だちをモヤモヤした気持ちにさせずにすみますし、ホワイトデーの交換会に誘われることもなさそうですよね。もらったときに言いそびれても、次の日にでも「ホワイトデーに友チョコのお返しするね!」と伝えれば大丈夫です。
実際、女の子のいるママ友に聞くと、友チョコ交換会に興味のない子や親から禁止されている子が友チョコをもらった場合は、ホワイトデーにお返しするようにしていることが多いそうですよ。
バレンタインデーにもホワイトデーにも友チョコを交換する子たちは「お菓子を作ってお友だちと交換したい!」だけで、たまたま「バレンタインデーとホワイトデーがあるからどっちも作れる!」というだけのことです。
お菓子作りに興味のない子や、ママが忙しくて手伝えない家庭では無理して参加することではないと思いますよ。
男の子でも女の子でも、「バレンタインデーにもらったらホワイトデーに返す」というのが一番シンプルでおすすめの方法です。
友チョコのお返しにぴったりの簡単レシピ
手作りが主流の友チョコですから、お返しに同じくらいの金額のものを探すのも大変です。そういう時は、手作りの物を返すのがおすすめです。
手作りなんて、つきあってあげる時間がない!大変そう!というママにもおすすめの、お子さんのおやつと一緒に作れる簡単チョコパイの作り方をご紹介します!
材料
冷凍パイシート、板チョコ、卵黄1コ(水小さじ1杯を混ぜる)
作り方
1.オーブンの天板の大きさに切ったオーブンシートを半分に折り、間に冷凍パイシートを挟みます。
2.しばらく置いて冷凍パイシートを解凍させたら、オーブンシートにはさんだ状態で綿棒で1.5倍の大きさにのばします。
3.抜き型で抜きます。2枚で1セットになります。抜き型はハート形などのシンプルな形じゃないとチョコが包みにくいです。ない場合はコップで抜いた丸型や包丁で均等に四角く切っただけでもOKです。
4.半数の表面に水を刷毛で塗ります。オーブンを200℃に予熱します。
5.水を塗った上に小さく割ったチョコをのせて、同じ型で抜いたパイシートを重ねて周りを小さいフォークで押さえます。
6.天板にオーブンシートを敷き、パイを並べて水溶き卵黄を刷毛で塗ります。
7.200℃のオーブンで15分くらい、きれいな焼き色がつくまで焼いたら完成!よく冷ましてからラッピングしましょう。
まとめ
友チョコ交換が流行りすぎて個数が増えてくると大変ですが、お子さんがお友だちから友チョコをもらってきたら仲良くしていることを喜んで、お返しは必ず用意してあげましょう。
後日すぐにお返ししてもいいですが、おすすめはホワイトデーのお返しです。その場合はお子さんからお友だちに「ホワイトデーに返すね」ということを伝えておくといいですよ。
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