小学校の体操着に欠かせない赤白帽。昔と変わらず今の小学生にも定番で、入学時に学校から指定されて購入される方がほとんどだと思います。
今はUV加工のものや日よけつばが大きめのもの、通気性の良いメッシュ生地のものなど一言で「赤白帽」と言っても様々な機能や素材の違いがあって値段もピンからキリまでありますよね!
高級品でもそんなに高額ではありませんが、できるだけきれいに保って長く使ってもらいたいですよね!この記事は赤白帽の型崩れや色落ちを防いできれいに洗うお手入れのしかたについて書きました。
使っているうちに伸びてしまったゴムの直し方は「赤白帽のゴムの直し方☆ゴムの長さの決め方と手縫いで簡単に縫う方法」を参考になさってください☆
赤白帽のおすすめの洗い方
私が小学生のころ、母は赤白帽を体操着や他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗ってくれていたのですが、数年使っているうちにだんだんと「つば」の部分がよれてきたり、色が少しずつあせてきたりしていました。でも当時は割とみんな同じようによれたり色あせたり、中には赤だか白だかわからないほどの子もいたので気にしてはいなかったのですが、たまに新しく買い替えた子のピシッとした真っ赤な赤白帽を見ると「いいなぁ……」とうらやましく思った記憶があります。
自分の子供が小学生になって赤白帽を買ったとき、「つばがヨレヨレになったり色あせたりしないように」という点に気を付けてお手入れすれば、結構長い間、もしかしたら6年間きれいに使えるんじゃないかと思って試した方法をご紹介します!
まず基本の洗い方としては「手洗い」がおすすめです!特に最初のうちは「赤」が、「一緒に洗った体操着に色移りしちゃった!どうしよう!」という声をよく聞くので、それを防ぐためにも手洗いが適していますね。
「えーっ!面倒でいやだなぁ……」という声も聞こえてきそうですが、洗濯機で体操着などを洗い終えたタイミングで
①洗面器などにぬるま湯をためて洗濯洗剤を少したらし、
②かぶる部分とあごのゴムを優しく揉み洗いして、
③つばの部分をなで洗いしたあと、
④洗剤分が残らないようによくすすいで、
⑤軽く脱水機にかけるだけです。
しばらくの間この方法で洗って、赤い色が出なくなったら、時々はネットに入れて洗濯機で洗っても大丈夫ですよ(洗濯ネットは必須です)。
赤白帽の汚れがひどいときの対処法
赤白帽って主に体育の授業でかぶるものですよね。うちの息子の学校では、休み時間に校庭で遊ぶときにも「1年生は赤、その他の学年は白」という決まりでかぶっています。
とにかく外で元気に活動するときに着用することの多い赤白帽ですから、校庭の砂ぼこりや泥や汗で汚れてしまいがちです。
毎週末に持ち帰ってきたときに、上記のように優しく手洗いしただけでは落ちないような泥汚れや砂ぼこりまみれになっていた時、汗による黄ばみが気になる時の対処法をご紹介します!
まず、泥や砂ぼこりによる赤白帽の汚れは漂白剤を使っても効果はありません。泥や砂の粒子が繊維に絡まっている状態なので、物理的に落としてきれいにします。
重要なポイントとして、泥汚れや砂ぼこり汚れは濡らさないようにすることが大事です!泥汚れが湿っていたら、とにかくまずは外に干して乾燥させましょう。しっかり乾燥させたらマスクなどをして泥をそっと剥がし、砂ぼこりはしっかりはたき落とします。
次にお風呂場で固形石鹸を濡らし、乾燥したままの帽子にたっぷり塗り付けてから熱めのシャワーで水圧を最強にして洗い流します。繊維に絡まった砂ぼこりや泥の粒子が石鹸と一緒に洗い流されて、かなりきれいになりますよ!
一通り流し終わったあと、まだ汚れが残っている部分には固形石鹸をつけた歯ブラシなどでこすり落として、石鹸が残らないようにしっかりすすいだら軽く脱水機にかけましょう。
固形石鹸の代わりに「プリン状石鹸」もおすすめです!固形石鹸に比べて乾燥したところにも塗り込みやすいですし、汚れを包みこんで浮かし出すのでとってもきれいになりますよ。使い方は固形石鹸とほとんど一緒ですが、プリン状石鹸を使ったときには塗り込んだあとしばらく置いてから熱めのシャワーで流すとより効果的です。
プリン状石鹸の作り方はこちら→プリン状石鹸の失敗しない作り方と容器☆保存期間はどのくらい?
プリン状石鹸は出来上がるまでにちょっとだけ時間がかかりますが、とっても簡単に作れますし用途も広いので作っておくと便利ですよ☆
汗による黄ばみには漂白剤が効果的です。洗面器などにぬるま湯を溜めて洗濯用洗剤と一緒に洗濯用の酸素系漂白剤も溶かし、赤白帽をつけ置きします。しばらく置いたら「赤白帽のおすすめの洗い方」の要領で洗えばOKです!
間違えて台所用の塩素系漂白剤を使うと「赤」が無くなってしまうので、必ず洗濯用の酸素系漂白剤を使うように気をつけましょうね☆
泥汚れと汗汚れ両方の場合は、まず泥汚れを落としてから汗汚れを落としましょうね。
赤白帽のほかに、体操着の泥汚れには「体操着を真っ白に洗濯したい!汚れが落ちない理由と泥汚れの落とし方」もぜひ参考になさってくださいね。
赤白帽の色落ちを防いで長持ちさせるには?
今度6年生になる息子が入学当時からずっと使っている赤白帽が冒頭の写真です!
新品のものと比べないとどの程度色が落ちたのかは分かりにくいですが、つばもしっかりしていますし、6年目でこれなら上出来ですよね。
実は、色落ちを防ぐ一番の方法は洗濯したあとのちょっとしたひと手間だけなんです。
上記のように洗濯したら、干すときに必ず「白」の方を表にして形を整えます。そして風通しの良いところに陰干ししましょう。
洗濯ハンガーなどに吊るして干す場合には、白い方を表にしていても帽子の内側の赤い方にも光が当たってしまうので、洗濯ネットやハンカチを一緒に干すなどして赤い部分に光が直接当たらないように工夫すると効果的ですよ。
まとめ
基本は手洗いがおすすめですが、しばらく手洗いをしてきて赤い色がほかの洗濯物に移る心配が無くなったら時々は洗濯ネットに入れて洗濯機で洗っても大丈夫です。
汚れがひどいときには、汚れに合った方法でいつもより丁寧に洗うときれいになります☆
色落ちを防ぐ最大の方法は「干すときに白い方を表にして、赤い方に光が当たらないようにすること」です。風通しの良いところに陰干ししましょう。
うちの息子の赤白帽はメッシュとかUV加工とかではなく、綿で500円くらいのごくごく普通の赤白帽です。私が小学生の頃の赤白帽と比べたら素材も改良されて色落ちや型崩れもしにくくなっているのだろうとは思いますが、運動会などでお友だちの帽子と比べると、この洗濯方法はやっぱりそれなりに効果があるのかなと思います。
買い替えてもそんなに高価な物でもないですが、ほんのちょっとしたひと手間でいつまでもきれいに使えるならその方がいいですよね!
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