小学校の自由研究でレポートを提出することってありますよね。
学校から「レポートにまとめて提出」と指示があることもありますが、提出方法に指定がない場合にも、レポートにまとめると先生やお友達も見やすいです。
また子供本人にとっても、実験や体験を振り返ったり思い出として取っておくこともできるのでおすすめですよ。
とはいえ、小学生にとって「レポート」はハードルが高いような気がして苦手意識を持っている子も多いのではないでしょうか。
この記事では小学生でも簡単に書けて、楽しくて素敵なレポートを作る方法について書きました。
自由研究レポートの書き方で小学生におすすめの方法
夏休み明けに自由研究を提出したあと、展示をしたり発表をしたりする学校が多いと思います。そのことを考えても、先生やお友達など見てくれる人に楽しさが伝わるように、興味を持ってもらえるようにまとめたいですよね!
私自身、息子の自由研究を小学校の6年間付き合ってきましたし、お友達の作品もたくさん見てきて「こういうまとめ方は見やすくていいなぁ」とか「こうしたらもっとよく伝わるかも?」というのがわかってきました。
例えば、小学生の自由研究では工作や実験機キットなどで作ったものをそのまま「ポン!」と提出する子も多いですよね。
先生も自由研究に関しては「こうやって提出しなさい」と指定していないことが多いので、それならそのまま出しても全く問題ないです。
でもせっかく子ども自身が一生懸命作ったりキットを使って楽しく興味深く実験しても、「そのままポン!」と提出しただけではその「頑張り」や「こういうところがおもしろかった!」というところが伝わりにくくて「手抜き感」が出てしまうのが残念なところです。
そこで、工作や実験キットを提出するときには、その過程を写真に撮っておいて、完成後にレポートとしてまとめるのがおすすめです。場合によってはレポートの方だけを提出してもいいかもしれません。
たとえば、この実験キット。
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息子のクラスでも(ほかのクラスでも)流行って何人か現物を持って来た子がいたのですが、これは実物よりも実験過程の写真入りのレポートにまとめて提出したほうがいいですよね。
工作も、材料とか道具、作業工程や難しかったところ、工夫したところなんかをまとめて作品に添えて提出したらより一層みんなに伝わると思います。
同じように、普段の食事の料理の中から子供ができそうなものを選んであげて、レポート用に写真を撮りながら料理をさせて、あとで写真と一緒にまとめれば立派な自由研究レポートになりますよ。
写真をたくさん盛り込みたい「旅行記」などもレポート形式でまとめるのがおすすめです。
なんだか「レポート」なんていうと難しい感じがして、もしかしたら子供が嫌がるかもしれませんよね。
でも大丈夫!自由研究のレポートに書くべきポイントをおさえて、それに沿って書くだけで小学生でも立派で楽しいレポートが完成しますよ。
自由研究をまとめるときに必要な項目
レポートにまとめるとき、「ここはしっかり書こう!」というポイントがいくつかあります。
・そのテーマを選んだ理由
・内容(手順や方法など)
・わかったこと
・感想
(・参考にした本やサイト名、お話を伺ったりお世話になった人など)
この項目に沿って書き込んでいけば、小学生でも簡単にきちんとしたレポートが作れます☆
まず「題名(テーマ)」。普段学校で作文などを書いていると思うので、子供たちも題名を書くことはできるはず。
でも小学生の自由研究の題名は、普段の作文の題名よりはちょっとアニメの「◯◯の巻」みたいな、新聞や雑誌の見出しのような、お友だちの興味を引くようなものをつけると楽しいです。
例えば上のキットのレポートなら、
「つかめる水の実験」なんていう題名よりも
「びっくり!つかめる水の秘密に迫る!」とかの方が内容が気になりますよね♪
工作や料理などの場合も
「◯◯の作り方」よりも
「楽しい◯◯の作り方☆上手に作るコツ発見!」とか
「我が家の絶品◯◯の秘密のレシピ大公開♪」
などの方が「楽しそう!」「知りたい!」と思いますよね。
テレビの番組名なども参考にしながら、内容がよく伝わって興味を引く題名をあれこれ考えるのも楽しいですよ。
題名はレポートの最初に考えてしまいがちですが、一番最後にとっておいたほうが思いつきやすいのでおすすめです。
次に、その自由研究の「テーマを選んだ理由」も一言でもいいので書きましょう。
「本屋さんでキットを見て、おもしろそうだったから」
「大好物なので自分でも作れるようになりたかったから」
「鉄道が好きなので夏休み中にたくさん乗って記録に残したいと思ったから」
など、きっかけがわかるように書くのがポイントです。
次に、一番大事な「内容」です。
「こういう順番でこういうことをした」
「材料や手順」
「◯◯の特徴」
など、テーマによって色々ありますよね。
大部分を占めるメインの部分なので、「どういうことをどういうレイアウトで書くか」など、相談にのったりアドバイスしてあげたりしながらまとめるといいですよ。
写真を貼ったりイラストを描いたりして説明するのも、分かりやすくておすすめです。
次に「わかったこと」を書きます。
実験結果や、調べてみてわかったこと、気づいたことなどをまとめましょう。
最後に「感想」を書けば完成です!
「〇〇がおもしろかった」
「もっとこうしたらよかった」
「今度はこんなことをしてみたい」
など、自由研究に取り組んだ感想を自由に書くといいですね。
自由研究をするにあたって、本やインターネットなどで調べたり、誰かにお話を聞いたりした場合には、書籍名やサイト名、お話をうかがったりお世話になった人の名前(「◯◯動物園の飼育員さん」など)も、きちんと記載しておきましょう。
こういった実験や制作のレポートを書く時のまとめ方として小学生におすすめなのはスケッチブックやファイルを使った方法です。休み明けに発表をするなら模造紙にまとめるというのも定番ですね。
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→夏休みの自由研究にファイルを使うメリットとまとめ方のコツと表紙の付け方
→小学生の自由研究のまとめ方模造紙を使うときのレイアウトと持ち運びの工夫
たくさん写真を撮ってまとめる旅行記などには、特にファイルがおすすめです。
工作などの作品をいつまでもとっておくのは大変ですが、スケッチブックやファイルなら思い出として長く保存しやすいですよ。
小学生の自由研究レポートの表紙はどんなことを書く?
冊子形式で提出するなら、「題名」と「学年・クラス」「名前」を表紙に書きます。
観察日記など期間があるものは「〇月〇日~〇月〇日」と日付も記入します。
表紙をパッと見て「中を見てみたい!」と思わせるようなすてきな表紙を、自由研究レポートの仕上げに楽しみながら作りましょう!
一番重要な題名はクッキリ大きく、丁寧に書きます。絵本や漫画の表紙のようにきれいな色のペンで書いたり、太字になるように縁取ってみたりしてもいいですよね。
文字だけでなく、テーマに合ったイラストや写真なども貼ると、中を見てみたくなる素敵な表紙になるのでおすすめです☆色々と工夫すると楽しいですよ。
スケッチブックやノートなど、もともと表紙が付いているものにレポートを書いた場合は、表紙と同じくらいの大きさの紙に表紙をデザインしてから元の表紙に貼るといいですよ。
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まとめ
小学生にとって「レポートを書いてまとめる」というのは難しいイメージがあって、「あんまりやりたくない」と思う子も多いかと思います。
でも「題名」・「そのテーマを選んだ理由」・「内容(手順や方法など)」・「わかったこと」・「感想」・「参考にした本やサイト名、お話を伺ったりお世話になった人など」といった項目に沿って書いていくだけで小学生でも簡単に立派なレポートが書けます。
最後の仕上げに、楽しい題名を書いたり写真を貼ったりイラストを描いたりして素敵な表紙を楽しみながら作れば、思い出に残る自由研究レポートの完成です☆