小学生の自由研究のレポートをまとめる方法として、ポケットファイル(クリアファイル)もよく使われています。
博物館や工場の見学、旅行記など、写真をたくさん貼ったり、もらってきた資料などを一緒にまとめておきたいときには特におすすめの方法です。
この記事では、小学生の自由研究にファイルを使うメリットやまとめるときのコツなどについて書きました。
夏休みの自由研究のまとめにファイルを使うメリットとは?
ポケットファイルには、ノートやスケッチブックではできない、ポケットファイルならではの特徴があります。
まず、ポケットファイルには用紙がついていないので、レポート用紙や方眼紙、コピー用紙、画用紙など、ファイルと同じサイズの用紙なら好きなものを使って書くことができます。
イラストのページは画用紙に描いたり、グラフを書いたり写真をたくさん貼ったり字を揃えて説明を書いたりしたいページには方眼紙を使ったり、白地図をコピーしてから書き込みしたいページはコピー用紙にしたりと、そのページごとに子供の書きやすい用紙を使いながらスッキリまとめられます。
また、ページの順番を変えたり途中で追加したりすることも簡単にできるので、子供が書きやすいページから書き始めることもできるんです。
手書きのレポート以外にも、見学施設などでもらったリーフレットなどを一緒にまとめておくことができますし、写真をたくさん貼っても直接手で触れないので剥がれにくく、万が一剥がれてしまっても紛失しにくいので安心です。
うちの息子は6年間のうち5回、ポケットファイルを使って旅行記をまとめました。
スケッチブックと同じく保存がしやすいので、思い出としてとっておくのにも便利ですよ。我が家でも、楽しい旅の記録として大切に保管してありますし、息子も私も時々開いて見たりしています。
自由研究のまとめ方ファイルにまとめるときのコツ
「子供が書きやすいページから書き始められる」というメリットを活かして、工場や博物館などの施設見学や旅行記などをまとめるのにファイルを使う場合は事前に調べ学習をしてまとめておくのもおすすめです。
例えば旅行記なら、旅行先までの交通や現地の名産品、風習、観光名所や歴史など、あらかじめ調べてから出掛けることで、普段の家族旅行ではおそらく気づけなかったこともたくさん発見できますよ。
旅行前にある程度自由研究が進むので、帰ってからは現地で撮った写真を貼ったり、ちょこっとページを追加したり仕上げをしたりするだけなのでだいぶ気が楽みたいです。
あれもこれも…と選びすぎると大変なので、ひとつふたつテーマを決めてじっくり調べ、あとは余裕があればサラッと書き加えるようにすればブレずにまとまりますよ。
うちの息子は旅行=鉄道、自由研究=鉄道という感じで、6年間で鉄道以外の自由研究はたった1回だけでした。
→小学生の自由研究にぴったりなアイスクリームの作り方とまとめ方☆
まとめに使うポケットファイルはポケットの枚数がいろいろあるので、先に用意してしまうのではなく、レポートを書き終わって一緒にまとめておきたい資料も揃えてから購入するのがおすすめです。
1ポケット=2ページです。
表紙がクリアなタイプのファイルを使うなら、表紙や資料も含めて20枚までなら10ポケットに入るということですね。
ただし、裏表とも必要な印刷や記入などがしてある資料を入れる場合は、1ポケットに1枚しか入れないので数え間違えないように注意しましょう。
ポケットファイルといえば上から用紙を差し込むタイプがほとんどですが、そのままでは逆さに持ったときにバサバサーッと全部出てきてしまうので注意が必要です。
これを防ぐ対策として、各ページの上をセロハンテープでとめておくといいですよ。真ん中をちょこっととめておけばOKです。
最近は中綴じの部分から差し込める横入れタイプのポケットファイルもありますね。
これならテープでとめなくても大丈夫そうですし、A3の用紙を見開きで入れることもできますね。
ポケットファイルは表面がツルツルして光ってしまうので、発表がある場合はスケッチブックや模造紙と比べると遠くに座っている人には見えにくいかもしれません。
→小学生の自由研究のまとめ方模造紙を使うときのレイアウトと持ち運びの工夫
息子の学校では、自由研究の発表はサラッと紹介する程度で、あとは教室の後ろにしばらく展示してお友だちの作品を自由に見るというスタイルだったので「ファイルだと見えにくいかな?」という点は気にしていませんでした。むしろ、パラパラとめくりやすいのでよく見てもらえたそうです。「発表重視」か「展示重視」かによっては、スケッチブックを選択してもいいかもしれませんね。
→自由研究のまとめ方小学生に人気のスケッチブックは調べ学習に☆サイズのおすすめは?
自由研究のまとめにファイルを使うとき表紙はどうする?
うちの息子がいつも使っていたのは10ポケットで表紙がクリアなタイプのファイルです。ファイルの表紙がクリアだとレポートの表紙を書いて最初のポケットに入れればはっきり透けて見えるので、仕上がりもきれいでおすすめです☆
表紙が透けていないタイプのポケットファイルなら、画用紙やコピー用紙などにレポートの表紙を書いてファイルの表紙にきれいに貼って提出するといいですね。
自由研究の表紙にはレポートのタイトルを大きくはっきりと書いて、学年とクラスと名前も忘れずに記入します。
でもそれだけだとちょっと見た目が寂しいですよね。
お友だちにも「おもしろそう!見てみたい!」と思われるように、タイトルを工夫してみたり内容に関連したイラストを描いたり写真を貼ったりして楽しい表紙を作るのがおすすめです☆
表紙とタイトルについては
→自由研究レポートの書き方で小学生でもできるまとめに必要な項目と表紙
も参考にしてみてください。
まとめ
小学校の自由研究レポートのまとめ方として、ポケットファイルを使う方法もよく見かけます。
博物館や工場などの見学レポートや旅行記など、写真をたくさん貼ったり、現地でもらってきたリーフレットなどを一緒にまとめておきたい場合には特におすすめの方法です。
あとで順番を入れ換えたりページを追加したりすることも簡単にできるので、子供が書きやすいページから手をつけることができますし、事前に調べてまとめておくこともできますよ。