昔から節分といえば「豆まき」でしたが、最近は「恵方巻き」も定着してきましたよね。
住宅事情などによって豆まきができない家庭が増えている一方で、手軽にイベント感が出る恵方巻きの人気が高まったのかもしれません。
その流れで、節分の日は家族で「節分ご飯」を食べるという家庭も増えているようです。
ただ、「恵方巻きの風習はあまり好きじゃない」という方や、そもそも「巻き寿司が食べられない」という方もいますよね。
この記事では、恵方巻きを食べない方にもおすすめの節分ご飯の献立として、我が家で人気のあるご飯とおかずをご紹介します。
節分ご飯の献立どうする?
恵方巻きがこんなにも全国的に流行する前から、節分には節分の「行事食」がありました。
・けんちん汁
・こんにゃく
・そば
・いわし
・煎り大豆
などが有名ですが、もちろん地域や家庭によっても違いますよね。
私の実家(東京)では今でも毎年、節分には必ず豆まきをして、そのあと年の数だけ豆をポリポリ食べています。
でも子供の頃から節分の日のご飯の献立は普段と変わらないものでした。
時々、母の気が向いた年だけイワシの塩焼きが出てきたくらい。
「節分には焼いたイワシを食べる風習があるのよ」と、子供たちに節分の行事食を教えたいという思いからだったのでしょうが、私も弟も内心「え~っ……」と思っていました(実際に言うと怒られるので言えない)。
たしかに母のおかげで「節分には焼いたイワシを食べる風習がある」ということは覚えていましたし、大人になってみるとどれも美味しくいただけるのですが、節分の行事食はどうも子供ウケしないものが多いんですよ……。
「昔からの節分の行事食なんだから、ちゃんと食べなさーい!」と無理矢理食べさせるよりは、美味しい「節分ご飯」の献立を考えて、家族で楽しく食べたいですよね!
恵方巻きを食べない場合のおすすめご飯
恵方巻きが全国に広まり、年々盛り上がりを見せる一方で、「どうも食べる気になれない」「好きじゃない」という人はけっこういます。
私の両親もそうです。
母は太巻きが好きでよく作りますが、「節分だから」という理由で作ったことはないですし、恵方巻きのやり方はもちろん知っていますが、それでも両親とも「切って食べる」と言います。
実は私も、子供が「恵方巻きたべたい!」と言うまでは食べたことがありませんでした。
食べてみたらたしかに美味しいことは美味しいですが、「食べにくいし食べきるのが大変(しかも残せない)」ということを実感しました。
食べきれるように最初から短く作ったりといった工夫が必要なんですね!市販のものも食べきりサイズが増えているみたいです。
そこまでして恵方巻きを食べなくてもいいけれど、節分らしいご飯にしたい!
というときにおすすめなのが『煎り大豆の炊き込みご飯』です☆
ふつうにご飯を炊くのと変わらないくらい簡単なのに、香ばしい煎り大豆がたまらなく美味しくて、家族みんなに好評ですよ。
年の数だけ豆を食べるのがだんだん辛くなってきたオトナにはありがたい一品です☆
「節分の豆が大量に残っちゃった!」というときにも。
『煎り大豆の炊き込みご飯』の作り方(2合)
・米 2合
・煎り大豆 40グラム
・酒 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
お米をといで、酒としょうゆを入れてから普段どおりに2合の目盛りまで水を入れ、軽くかき混ぜてから煎り大豆を入れて、普通に炊いたら出来上がりです!ほんとに簡単!
お米をといだあと、酒としょうゆを入れる前に「水に30分浸してからザルに上げて水を切る」という一手間を加えると、よりふっくらとおいしくできますよ。
ちょっとかためのご飯が好きな我が家の水加減なので、好みによっては少し(大さじ1~2杯)水を増やすなどしてみてくださいね。
塩加減はわりと薄めなので、小さな子供や塩分が気になる方にも安心しておいしく食べてもらえると思います。大豆の美味しさが加わるので物足りなさはないと思いますが、しょうゆや塩などお好みで加減してください♪
節分のおかずで家族みんなに人気なのは?
昔から伝わる行事食にこだわると、節分のおかずといえばどうしてもイワシ料理が挙がってきます。
本来は丸焼きのいわしを食べるものなのだそうですが、子供だけでなく大人でもあまり好きじゃない人が多い印象です。
うちの息子は魚も好きなので、イワシをチーズ焼きにしたりつみれ揚げにしたりしておいしく食べています。
→節分の太巻きずしに合うおかず☆行事食の献立で子供が喜ぶ献立は?
でも「独特の臭みが苦手」「魚が苦手」ということで、どうしても食べられないという人もいますよね。
作るのに手間もかかりますし……。
そこでおすすめなのが、我が家でここ数年、節分ご飯のおかずとして定番にしている春巻きです。
春巻きというのはもともと、立春の頃に芽を出す野菜(たけのこなど)を細切りにして小麦粉で作った皮で巻いて作ったことから名付けられた料理なのだそうですよ。
節分の次の日は立春ですから、春巻きを食べて春の訪れを喜ぶのにはぴったりです。
とはいえ、たけのこなど春の食材にこだわらなくても大丈夫。
冷蔵庫に残っている野菜を刻んで作ってもおいしいですし、ポテトサラダやハムやチーズなどを巻いて揚げるのも簡単でおいしいのでおすすめです。
もし面倒なら、チルドや冷凍のものを利用するのもいいかと思いますよ☆
まとめ
住環境などの関係で豆まきができない家庭が多いこともあり、節分には家族そろって恵方巻きなどの「節分ご飯」を食べるケースが増えているようです。
ただ、急速に広まった恵方巻きの風習には「馴染めない」「好きじゃない」と言う声が多いのも確かです。
一方、昔からの節分の行事食は子供ウケがよくありませんよね。
恵方巻きを食べないときの我が家の定番の節分ご飯の献立は「煎り大豆の炊き込みご飯」と「春巻き」です。
どちらも家族みんなに好評ですよ。よかったら参考にしてみてくださいね!
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