クレヨンで書いた線は柔らかく温かみがあるので、イラストだけでなく字を書いても優しい雰囲気を出すことができますよね☆
小さな子供から大人まで使いやすく馴染みのあるクレヨンですが、年賀状などハガキに描くときにはちょっとしたコツや注意点があります。
息子が小さいときによくクレヨンで描いたハガキを出していたので、その時の方法について書いてみました。
年賀状の手書きデザインにクレヨンを使うなら
年賀状などハガキにクレヨンを使うと、温かみのある柔らかい雰囲気のデザインになるのはいいのですが、気になるのが他への色移りです。
郵便ポストの中や仕分け・配達中に、他の郵便物を汚してしまわないように注意しなければいけません。
対策としては、ベタ塗りしたり濃い色を使ったりしないで、なるべく柔らかく軽く描くようにしたり、仕上げにクレヨンニスでコーティングしたり、一枚完成させたデザインをスキャナーで取り込んでハガキに印刷したりといった方法もあります。
小さな子供がクレヨンで線や点をお絵かきするようになったら、おじいちゃんおばあちゃんに年賀状やお手紙を送ると喜ばれますよ。
年賀状ならママが「あけましておめでとう」や干支などのイラストをシンプルな黒ペンで大きく描いておき、そこに子供がクレヨンを使ってカラフルにするのがおすすめです☆
イラストはママの手描きでなくても、印刷やスタンプなどを利用してもいいですね。
塗り絵のように色を塗るだけでなく、線をなぞったり、イラストは関係なく上に何か描いてみたり……そこは子供の自由に任せてあげると楽しいものができますよ♪
子供がハガキに描くときにも色移りのことは気になりますが、「ベタ塗りはだめ!」とか「薄い線で描いてね!」などと注文したくないですよね。
使う色はある程度制限することもできますが、できれば自由に好きな色で描かせてあげたいところです。
そして、クレヨンニスでコーティングしたりスキャナーを使って印刷したものより、元気いっぱい描いたそのまんまを送ってあげたいですよね。
そこで、仕上がりの状態によっては、封筒に入れて手紙として送ると安心です。
この時に郵便料金が無駄にならないように、子供が描くときは年賀はがきなど郵便局で売られているハガキではなく、100均や文房具店で売られているはがき用紙を使うのがおすすめです。
私が以前からよく使っているのはこちらの絵手紙用のはがきです。
「画学紙(画用紙)」を使っているので、クレヨンや色鉛筆、絵の具といった子供におなじみの画材でも描きやすく、発色もきれいです。
のり付けもしやすいので、貼り絵などをする時にも扱いやすいですよ。
絵手紙のはがき 画学紙 56128 はがき箋 エヌビー社 |
はがき用紙なら、例えば失敗したから書き直したい!というときにも惜しげなく使わせてあげられますし、きょうだいの分をまとめて封筒に入れて手紙として送ったりすることもできます。もちろん一枚ではがき料金の切手を貼って送ることもできますし、お年玉くじ付きにしたいならお年玉くじ付き切手もありますよ。
封筒にしてもはがきにしても、お年玉くじ付きの切手を使っているとしても、切手を貼った郵便物には「年賀」と赤字で書かないと年内に配達されてしまうので忘れずに記入しましょう!
書く場所は切手の下、はがきの上辺から6~7センチほど下の部分がよさそうです。
クレヨンをアイロンで定着させる方法
クレヨンで書いたハガキも、あまりベッタリ塗っていなければちょっとした処理で色移りを防ぐことができます。
まず、アイロンを低温~中温に設定します。
アイロン台にクレヨンで書いた面を上にして置き、キッチンペーパーをのせます。
アイロンを当て、上からゆっくり押さえるようにして少しずつずらしながら全体にかけます。
キッチンペーパーに余分な色が移っていきますので、キッチンペーパーのきれいな部分で、もう一度同じようにアイロンを当てます。色が移らなくなるまで繰り返しましょう。
作業中はハガキがとても熱くなります。やけどをしないように、また、子供が手を出さないように気を付けてくださいね。
クレヨンと絵の具ではじき絵♪
子供の頃、クレヨンと絵の具ではじき絵をやりませんでしたか?
子供心に「わぁーっ♪」と感動した方も多いと思います。
私はひつじ年の時、息子とはじき絵の年賀状を描きました。
ひつじの体を白いクレヨンでモコモコ描いて、顔と耳と四本足をグレーのクレヨンでハガキのど真ん中にボンっとけっこう大きめに描いていました。
最後に薄めに溶いた黄緑色の絵の具で全体をササッと塗れば、原っぱで寛ぐ(?)ひつじさんの完成です。
はじき絵をするとき、どんな色のクレヨンでももちろんいいのですが、おすすめはやっぱり「白」です☆
「白で描いたら見えないよー!」
と心配する子供が「アッ!」と驚くのも楽しいですし、何より仕上がりが爽やかできれいです。
でも、イノシシなど白だと伝わりにくい干支の時もありますよね。
そんなときは特徴的な部分だけ描いて、干支のイメージの絵の具で塗るのがおすすめ!
私のように絵に自信がないときは、「いのしし」などと書いてしまえばそれっぽくなります(笑)。
干支でなくても「鏡餅」や「富士山と初日の出」などのお正月モチーフを描いても素敵ですよ。
特に鏡餅は小さな子供でも描きやすいのでおすすめです。
はじき絵を描いた年賀はがきもクレヨンの色止めをしたほうが安心ですが、絵の具で塗る前にアイロンを当ててしまうと油が抜けてしまうので、うまくはじかないかもしれません。アイロンでクレヨンを定着させる場合は、はじき絵の絵の具がしっかり乾いてから行った方がいいでしょう。
まとめ
クレヨンの線は柔らかくて温かみがあるので、字やイラストを書くと優しい雰囲気の年賀状が作れます。小さな子供と一緒に作る年賀状にもぴったりですよね。
ただし色移りしやすく、そのまま投函すると他の年賀状や郵便物を汚してしまう恐れもあります。
ひと手間の処理や対策を施すことで、クレヨンの質感や温かみを活かしつつ安心して投函することができますので、ぜひ試してみてくださいね。