節分といえば、豆まきですよね♪子どものころ、ご家庭や幼稚園で豆まきをした楽しい思い出のある方も多いと思います。
うちは実家と違ってマンションなので、どこの家も豆まきをしている様子がないし、自分もしばらく豆まきをしていなかったので節分が近づいても「最近は節分といえば恵方巻きなんだな~」と思うくらいで特に意識していませんでした。
息子が生まれて、実家の父と一緒に豆まきをさせたらとっても楽しそうでしたし、幼稚園に入ってからは、とっても怖い鬼に扮装した男の先生たちにキャーキャー言いながら豆を投げたのが楽しかったみたいで、「どうしてうちではやらないの?」と聞かれました。
そこで、マンションでも他のお宅にご迷惑にならずに豆まきをする方法を考えてみました!
豆まきの正しいやり方
まず、豆まきの正しいやり方について。
私は子どものころ、家族そろって大きな声で「鬼は外ー!福は内ー!」と叫びながら外に向かって豆をまき、その豆を庭で飼っていた犬が大喜びでせっせと食べるのを見て、みんなで大笑いした思い出があります☆
私や弟が成長して、大声で豆をまくのがなんだか恥ずかしくなったり、忙しくて参加できなくなったり、独立して家を出たりしたあとも、父は毎年大きな声で豆をまいています。
庭で大喜びして豆を食べていた犬はもういませんが、今は鳥が食べてくれているみたいです。
このように、実家では父が家の中から外に向かって豆をまいていますが、子どもの幼稚園では鬼に扮した先生を追いかけて豆を投げています。
全く違うやり方なのに、どちらもオーソドックスな方法のように思いませんか?
そういえば、国民的人気漫画のサザエさんでも、節分の豆まきには波平さんとマスオさんが鬼のお面をかぶり子どもたちに豆を投げつけられて逃げる、という光景が描かれていますよね。
私も子どものころサザエさんを見て、鬼のお面を作り、父にかぶせて豆を投げたいと言ったら「うちはそのやり方じゃないからダメ」と言われてがっかりした記憶もあります(今思えば、私が父でも断ったと思うけれど)。
地方や家庭によってやり方はさまざまで、掛け声まで違う場合もあるみたいなので、「これが本当の正しいやり方!」というのは一つに決められないということです。
いくつかの共通したやり方として、
・豆は炒った大豆を使う(生の豆を使うと拾いそびれたものから芽が出てきて縁起が悪いから)。
・その家の主や年男・年女・厄年の家族がまくと縁起がいい。
・鬼は夜に現れるので、夜に豆をまく。
・家の中から外に向かって「鬼は外」と言ってまき、その後、家の外から中に向かって「福は内」といってまく。
・年齢より一つ多い数の豆を食べる(新しい一年を無病息災で過ごせるように)。
というのが比較的多いようですが、地方や家庭によって大豆ではなく殻付きの落花生を使ったり、サザエさん一家のように子どもたちがまいたり、「鬼も内」と言ったり、全く別の言い方があったりします。
夫婦でもそれぞれの実家のやり方は違うでしょうし、実家の両親もそれぞれ違ったかもしれませんよね。
神社やお寺で行われる節分の豆まきでは、福豆のほかにお菓子やみかんや福銭などをまくこともあります。
時代や環境によっても変わってくるかもしれませんが、「一年間の厄を払って新しい一年の無病息災を願う」という意味は変わらないので、「これじゃなきゃいけない!」というのではなく、家族で楽しくできる方法を選ぶといいですね!
アパートやマンションで豆まきをする場合の注意
アパートやマンションなどの集合住宅では、廊下やベランダなどが共用部分になるので豆をまいて散らかしたままにしてはいけませんよね。
また、玄関前の廊下を他の住人が通りかかることもあると思いますので、間違って豆をぶつけてしまったりしたらご近所トラブルにもなりかねません!
ベランダはさすがに他の住人が入ってくることはありませんが、まいた豆が転がったり風に吹かれたりしてパーテーションの下からお隣のベランダに入ってしまったり、柵を超えて階下に豆を落としてしまったりしたら大変です。
特に高層マンションなどではたとえ小さな豆でも下にいる人にぶつかったら危険ですよね!
もしアパートやマンションで家の中から外に向かって豆をまくのであれば、それなりの準備と注意が必要になってきます。
まず、ベランダの柵が隙間のあるタイプでしたら新聞紙やレジャーシートなどをテープで貼ってふさぎます。お隣のベランダとの境も段ボールなどでふさぎましょう。
玄関前の廊下も同じように、柵に隙間があるのならシートでふさぎましょう。
ただ、同じ共用部分でもベランダと違って住人が行き来する部分ですから、勝手にシートを貼ったりするのを見て嫌がる方もいるかもしれませんし、そもそも禁止されている場合もありますよね。
もし無理そうなら玄関は扉を閉めたまままくか、ベランダだけにするか、家の中だけにするなどして気持ちよく楽しい豆まきにしてください。
また、豆まきは基本的に夜に行うので、あまり遅い時間に大声でご近所迷惑にならないよう気を付けることも大切です。
楽しすぎて、子どもたちもついついはしゃいでしまいますからね☆
ベランダや玄関先など外にまいた豆はすぐに片づけて、隙間をふさいだシートもすぐに外しましょう。
まいた豆が散らばりにくく片づけやすいように、数粒ずつ紙に包んだり小袋に入れたものをまくのがおすすめです。
個包装の福豆も売られているので、それを利用するのもいいですね!
子どもと一緒に楽しめる、節分の豆まきのアイデア
では、アパートやマンションにお住まいでも安心して子供と豆まきを楽しむ方法をご紹介します☆
まず、先ほども書いたように、後片付けがしやすいように豆を小分けにして包みます。
100円ショップなどでかわいい折り紙やマスキングテープを用意し、数粒ずつ包んで中身が出ないようにしっかりテープで留めましょう。
家の中にまく分は別に用意して、豆だけでなく飴などの小さなお菓子や、可愛い消しゴムや、女の子なら可愛いヘアアクセサリーなどを包んでみてもいいですね♪
年齢によっては5円玉・10円玉・50円玉・100円玉・500円玉をそれぞれ包んで、拾ったらおこづかいにしてあげると大喜びします☆
中身はサプライズなので、お子さんのいないときや寝ている間にこっそり用意しましょう。
豆だけではなくお菓子やお金をまくのは、神社などの豆まきでも行われています。
以前、近所の神社の豆まきに行ったとき、福豆以外にたくさんのお菓子やみかん、福銭(5円玉)を包んだ宝くじがまかれていました。
息子は大量のお菓子を、私は狙い通り福銭付き宝くじをキャッチして、二人で大喜びしました☆
お餅をまくところもあるようですね。
お子さんが喜びそうなものを想像しながら用意するのも楽しいですよ♪
家じゅうにまいたあとも、これなら放っておいてもあっという間に片付くので楽ちんです。
次に、ベランダなど外にまく場合のアイデアです。
ちょっと大きめの段ボール箱を用意し、底を組み立てます。
底の内側に色画用紙などを貼り(なくてもOK)、そこに鬼の顔を書いた紙を切り抜いて貼り付けます。
隙間をふさいだベランダなどに立てて置き、段ボール箱の中の鬼をめがけて豆を投げさせましょう!
自然としゃがんだり低い姿勢で投げることになるので、外にとび出す心配がありませんし、色んな方向に投げないのでサッと片付けられますよ。
面白いからと言って何度もやらないように、「三回まで」などのルールを決めておくといいと思います。
鬼をやっつけてサッと片づけたらしっかり戸締りをして、お楽しみの「福は内タイム」という流れです♪
まとめ
戸建てと違って、集合住宅の場合は豆まきも大っぴらにできないというのが現状です。
でもだからといって子どもたちが日本の伝統行事を知らずに育つのは残念ですよね。
ご近所に迷惑が掛からないように十分すぎるほど配慮しながら、ご家庭に合った方法で「これからの一年も元気で楽しく暮らせますように」という願いを込めて楽しんでください!
子どもたちが大きくなった時に「子どものころ、家族でこんな楽しい行事をしたな」「自分の子どもにもしてあげたいな」と思い出してもらえたらうれしいですね☆
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