七五三や発表会、結婚式やちょっとしたパーティーなど、子供におめかしをさせたいときに便利なのが蝶ネクタイです。
私も今まで息子に何度か蝶ネクタイを作ってきましたが、意外と簡単に作れるんですよ。好きな生地を使って、あっという間にカッコイイ蝶ネクタイを作る方法をご紹介します!
子供の蝶ネクタイは手作りがおすすめ☆
子供ってあっという間に大きくなるので、「七五三だけ」とか「結婚式に出席するだけ」とか、ほかに着る機会がなさそうなタイミングでスーツなどを買うのは躊躇しますよね……。
かといって、たとえ小さな子供でもきちんとした場にふさわしい格好はさせたいと思うママは多いはず。
そんなときに大活躍するのが蝶ネクタイです。襟つきシャツにシックな色のズボンを合わせたら、蝶ネクタイを付けただけで一気にフォーマル感が出ます。しかも、めちゃくちゃ可愛いですよ☆
とはいえ、蝶ネクタイも買おうと思うと意外と高かったり、スーツと同じであまり出番がなかったりもします。好みの色や柄やデザインも、探そうと思うと大変ですよね……。
でも手作りなら、好きな生地を使って好きなデザインや好きなサイズで作れます。
兄弟で色違いにしたり、女の子のきょうだいがいれば同じものでお揃いのヘアアクセサリーやブローチにしてあげることもできますよ。
作り方はとっても簡単です!ミシンを使ってもいいですが、割とザックリ縫っても大丈夫なので、手縫いの方がむしろ簡単です。
サテンなど光沢のある生地で作ると高級感が出ますが、今回は全て綿100%の生地で作ってみました。大人にはカジュアルすぎるかな?という感じですが、子供が付けると可愛らしさも手伝ってきちんとして見えますし、普段着に付けても違和感なくおしゃれになるので、活用の幅が広くておすすめです。
スーツに合わせる場合は、大人用のネクタイをリメイクした蝶ネクタイも素敵ですよ☆こちらも手軽に作ることができます。→ネクタイをリメイクした子供用蝶ネクタイの作り方☆ポケットチーフも
簡単にできる子供用蝶ネクタイの作り方
好みの生地で簡単に作れる蝶ネクタイを三種類ご紹介します☆
縫う箇所はほんのわずか!折って作る基本形の蝶ネクタイ
まず、一番簡単でオーソドックスな形から。出来上がりサイズは縦約5センチ、横約10センチです。
生地を13×22センチと13×6センチに裁断します。小さい方は中心に巻く部分になります。
小さい方の生地を縦半分に折り、アイロンで押さえます。
一旦開いて、折り線に合わせて両側を折ります。
折り線で折って、もう一度アイロンで押さえます。
大きい方の生地を5センチ分下に折り、
残り3センチ分を上に折ります。
そのまま、中心で1センチくらい重なるように両側を折ります。
折り目がずれないように裏返して、
横半分に折ります。
更に上下をそれぞれ折り返し、このように折り目がM字になるようにします。
中心に縫い針を刺したあと、
2~3回糸を巻いて固定します。
最初に細く折った布を糸の上に巻き、両端を約2センチ残して切り落とします。
端を内側に折り込んで、まつり縫いでしっかり縫い止めます。
完成!
簡単なのに手が込んでいるように見える、おしゃれなポインテッド
両端の先が三角に尖ったポインテッドは、ちょっとシャープなイメージでとってもおしゃれです!普段着にさらっと付けてもかわいいですよ。出来上がりサイズは縦約5センチ、横約13センチです。
生地を12×45センチと12×6センチに裁断します。小さい方は中心に巻く部分になります。
小さい方の生地を縦半分に折り、アイロンで押さえます。
一旦開いて、折り線に合わせて両側を折ります。
折り線で折って、もう一度アイロンで押さえます。
大きい方の生地の下の角を三角に折り上げます。
その三角を半分にするように、上の角を折り下げて重ねます。
ずれないように、折り目をアイロンでしっかり押さえます。
反対側も同じように折ってアイロンでしっかり押さえます。
裏返して、
半分に折り、ずれないようにまち針で留めてから、端から1センチをまっすぐに縫います。全体の縫い目は割とザックリで大丈夫ですが、最初に折った両端の三角部分は、ずれないように丁寧に縫ってください。
このように筒状になります。これを表に返します。
針に長めの糸を通して、玉結びをして三角の部分に刺し、
針を筒に通して、
少しずつひっぱりながら押し込んでいくと
楽にひっくり返せますよ。
ひっくり返したら糸は外しましょう。
三角の角と縫い目が一直線になるように整えて、アイロンでしっかり押さえます。
三角の部分を残すように、ジグザグに三つ折りします。
横から見るとこのようになります。
中心をM字に折り、縫い針を刺したあと、糸を巻いて固定します。
最初に細く折った布を糸の上に巻き、両端を1~2センチ残して切り落とします。
端を内側に折り込んで、まつり縫いでしっかり縫い止めます。
完成!
シンプルなシャツに合わせたい、存在感のある二重蝶ネクタイ
二段重ねで立体感のある蝶ネクタイです。色や柄の違う生地を使って、上に重ねる部分をちょっと小さめに作ると、下の生地がちらっと見えてとってもおしゃれです!出来上がりサイズは縦約5センチ、横約10センチです。
生地を12×12センチと12×6センチ、重ねる生地12×12センチに裁断します。小さい方は中心に巻く部分になります。
小さい方の生地を縦半分に折り、アイロンで押さえます。
一旦開いて、折り線に合わせて両側を折ります。
折り線で折って、もう一度アイロンで押さえます。
まず、下になる方の生地を半分に折り、真ん中あたりを5センチくらい残して、端から1センチのところをまっすぐに縫います。分かりやすいように白い糸で縫っていますが、できれば目立たない色の糸で縫ってくださいね。
縫い目が中心くらいになるように折って、縫い代を開いてアイロンでしっかり押さえます。
両端を、縫い代1センチで縫います。写真を見て分かるように、そんなに細かく縫わなくても大丈夫ですよ。
5センチくらい縫い残した部分から表に返して、形を整えてアイロンで押さえます。そのまま、縫い閉じなくても大丈夫です。
上に重ねる方の生地も同じように作りますが、仕上がりが少し小さくなるように縫い代を少し多めにとって作ってください。
二枚を重ねたら真ん中を下からつまんで、
中心をM字に折り、縫い針を刺したあと、糸を巻いて固定します。
最初に細く折った布を糸の上に巻き、両端を1~2センチ残して切り落とします。
端を内側に折り込んで、まつり縫いでしっかり縫い止めます。
完成!
番外編?リボンを使ったちっちゃな蝶ネクタイ
サテンのリボンを折って、同じように真ん中を糸で巻いて固定し、半分に折ったリボンを巻いて縫い留めただけでも蝶ネクタイっぽくなります☆
ポイントは厚めに重ねること。写真のリボンは2.5センチ幅のものを横7.5センチで六重にしています。
息子の3歳の七五三の食事会のときに安全ピンで留めて使いました。軽くて違和感がないので、赤ちゃんや小さな子でも嫌がらずに付けてくれますよ。
蝶ネクタイの付け方
手作りの蝶ネクタイは、どうやって付けたらいいかちょっと迷いますよね。
ヘアクリップで留めるという方法もあるみたいですが、子供は動きが活発ですし、小さい子供だと抱っこをする時に引っかかって、気づかないうちに落としてしまうこともあるのでちょっと心配です。
安全ピンを使う方は結構多いと思います。
うちも三歳の時に小さなリボンの蝶ネクタイを安全ピンで留めていました。
ただこれも、普通の大きさの蝶ネクタイの場合には安全ピンも大きいものを使わないと留めにくいですし、そうなると子供の首もとに針があるのは心配な気もします。
市販の子供用蝶ネクタイを見てみると、ほとんどの商品が留め具のついたストラップを使っていますよね。長さ調節ができるようになっていて、どんな首回りの服にも合うようにできています。
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この留め具、手芸店で扱っていることもあるらしいのですが、どこのお店にもあるわけではないので、探すとなると大変です。
そこでおすすめなのが、ゴムを通してストラップの代わりにする方法です。シャツの襟回りに合わせて最初から輪っかにしてしまってもいいですし、ゴムの両端にスナップボタンかマジックテープを縫い付けておいて後ろで留めるようにしてもいいと思います。
市販のものは、共布以外だと黒い紐やゴムを使っていることが多いのですが、どうせ襟に隠れてしまうので白でもいいとは思います。ただ、ゴムの幅は1センチくらいはあったほうがいいですよ。細いゴムや弱いゴムだと、蝶ネクタイの重さに負けてだんだんと伸びてきてしまうかもしれません。そうすると、ちょっとだらしなくなってしまって、せっかくのおめかしが台無しになってしまいますよね!
「家に1センチ幅のゴムがないから、100均で探さなきゃ!」という時には、試しに100均のお店に子供用のネクタイが売られているか探してみてください。もしストラップ付きの子供用ネクタイがあったら、ストラップを外して活用できますよ!
たった百円のネクタイの一部分ですが、ちゃんと長さ調節もできますし、留め具も付いています。ネクタイの本体を使って、もうひとつ蝶ネクタイを作ることだってできちゃうので、とってもお得ですね!
実はうちも、この100均の子供用ネクタイに付いていたストラップを使い回しています!
手作り蝶ネクタイに取り付けるときは、中心に巻いたテープの下に通して使います。
サイドの面から入れるのがコツです。固定するときに巻いた糸に引っかからないように気を付けながら通します。
留め具が通ったら、左右にゴムを引っ張りながら裏面に移動させるとスムーズですよ。
こんな感じになります。
まとめ
七五三や発表会、結婚式など、子供にもきちんとした格好をさせたいときに便利なのが蝶ネクタイです。ただ、使用頻度が低い割に買うと結構高いものですよね。
手作りの蝶ネクタイなら、デザインやサイズも好みに合わせられますし、きょうだいでお揃いにして作ってあげても簡単なので負担が少なくて済みますよ。
完成した蝶ネクタイはストラップで留めるのがおすすめです。ストラップの留め具はなかなか手に入らないこともあるので、1センチ幅のゴムで代用することもできます。蝶ネクタイにゴム紐を通したら、シャツの首周りの長さに合わせて縫い合わせて輪っかにするか、ゴムの両端にスナップボタンかマジックテープを付けて着脱可能にしてもいいですね。
100均に子供用のストラップ付きネクタイが売っていたら、そのストラップを活用するととっても便利ですよ。
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