バレンタインに、実家の父親へチョコレートなどを贈る人は多いようですね。私の友人にも、独身時代からずっと贈っているという人もいれば、結婚を機に旦那さんのお父さんに贈るので自分の父親にも贈るようになったという人も。
私自身は贈り物好きなので、学生時代から父や弟にバレンタインの贈り物をしてきました。今は弟も結婚して遠くに住んでいるので、わざわざ送ったりすることはありませんが、実家は近いので父には毎年贈っています。
昔から、贈ればそれなりに喜んでくれていましたが、ある年を境にその感激度がググッと上がったんです!
それはもう、小学生のころ初めて手作りした不格好でマズそうなチョコレートを「お父さん、バレンタインだよ♪」といってプレゼントした時と同じか、それ以上のデレデレっぷりでした。
バレンタイン、実家の父に贈るなら
実家の父に贈るバレンタインチョコは、手作りの年もありましたし、たまたま父の好みそうなチョコレートを見つけた年にはそれを買って贈ったりもしていました。
でも父親というのは、いくつになっても娘の手作りが嬉しいみたいで、どんなに高価な美味しいチョコレートよりも、「ちょっと失敗しちゃったかも」という手作りチョコレートのほうが「なかなかイケるよ」と言って嬉しそうに食べてくれました。
そのことに気づいてからずっと手作りを持って行くようにしているのですが、ある年、幼稚園児の息子に手伝ってもらって一緒に作ったチョコレートを、息子から「はい!じいじ、ばれんたいんだよ!」と言って渡したんです。
そうしたら、未だかつて見たこともないような感激っぷりで「ええっ!本当に作ったの?ママと一緒に?本当?」とか言いながら、大事そうに味わっていました。やっぱり孫のパワーって最強なんですね~。
うちの子は男の子なので、作るのをお手伝いしてもらうのはまだしも、「はい、バレンタイン」と言って渡すのはおかしいかな、と一瞬思ったのですが。
でも、元々は【女の子から男の子に】という決まりは無いんですね。『逆チョコ』とか『友チョコ』とか『義理チョコ』とか色んなパターンがありますが、要は『日頃の愛情や感謝の気持ちを伝える日』ですので、孫から祖父母へ贈るのにはピッタリの機会です☆
ですので、我が家はこの年から父だけでなく母にも「はい!ばあばの分。ばれんたいんだよ!」と、息子から手渡しするようになりました☆思いがけない贈り物に「あら!ばあば女の人なのにバレンタインもらっていいの?」と言って大喜びしていましたよ。
両親大喜びの『孫チョコ』、おすすめです♪
バレンタインチョコを子供と一緒に作ってみましょう
『孫チョコ』は買ってきたチョコレートであっても、孫がにっこり笑顔で渡してくれればきっと喜んでくれると思います。買ってきた場合はプラスα、「孫が選んだ」というオプションを付けてあげると更に喜んでくれます!
「〇〇なところがばあばも好きかなと思って。」とか、「じいじの好きそうな○○だったから。」とか、選んだ理由まで言えるといいですね☆
でも、『孫の手作り』はやっぱり最強です!
なにも、最初から最後まで一人で作る必要はもちろんありません。「途中の工程で一生懸命混ぜてくれたんだよ」とかでもいいですし、仕上げのデコレーションを担当してもらうのもおすすめです。デコレーションはお絵かきや工作の感覚で、子どもが一番やりたがる工程でもあります。
カラフルなチョコスプレーやチョコペンなど、スーパーや100円ショップのお菓子作りコーナーには色々売っていますので、いくつか揃えて子どもに自由にデコレーションさせてみるのも楽しいですよ♪ビックリするような傑作が生まれたり……(!)
よその人には絶対にあげられないなぁ……というような仕上がりでも、祖父母からは大絶賛だったりするのです。何だかわからない、ぐにゃぐにゃのチョコペンの線でさえ、「これ、なんて書いてあるの?」「これはね……♪」と、会話が盛り上がって楽しい時間になりますよ☆
傑作が完成したら、子どもと一緒にきれいにラッピングしましょう。その際は、「おじいちゃん用」「おばあちゃん用」と一人分ずつ分けてラッピングします。
渡すときにそれぞれに渡してあげたいというのもありますが、子どもは結構「これは誰にあげる分」というのを意識して作っていたりします。
例えばおばあちゃんのために作った分を間違えておじいちゃんが食べちゃったりすると、怒ったり泣いたりする場合もあって気まずい空気になったりするので、そんなことにならないように「こっちはおじいちゃんの分。どれをあげるの?」と確認をしながらお子さんと一緒にラッピングするのがおすすめです。
字が書けるお子さんは「おじいちゃんへ」「おばあちゃんへ」と書いたり、メッセージカードや似顔絵などをそれぞれに添えるのもおすすめです☆
バレンタインの手作りチョコでおすすめなのは
今まで息子と一緒にいろいろ作ってきましたが、その中でもおすすめなのが「ガトーショコラ」です。
一見難しそうですが、材料も工程も少なくて簡単に作れるんです!そのわりには手が込んでいるように見えますし、濃厚でコーヒーに合う、大人の味です(もちろん子どもでもおいしく食べられますよ♪)。
材料(カップケーキ型4コ分)
板チョコ 4~5枚(250gくらい)
卵 4コ
カップケーキ型 4コ
作り方
1.オーブンを170℃に予熱する
2.板チョコを刻む
3.卵を黄身と白身に分ける
4.白身を泡立て、角が立つくらいのメレンゲにする
5.刻んだチョコを湯せんにかけて溶かす
6.よく溶いた黄身をチョコに加え、素早く混ぜ合わせる(チョコが硬くなって混ぜにくくなるので、手早く!)
7.メレンゲの半分を加え、泡をつぶさないよう、切るようにさっくり混ぜる
8.残りのメレンゲを更に加え、同様に泡をつぶさないようにさっくり混ぜる
9.カップケーキの型に均等に流し込み、軽く底をトントンと叩いて空気抜きをする
10.予熱をしておいたオーブン(170℃)で、25~30分くらい焦げないように様子を見ながら焼く
11.竹串を刺して、生っぽい生地がべっとりついてこなければ完成☆
一人ずつにプレゼントできるようにカップケーキ型で作りましたが、同じ分量で直径15センチくらいのケーキ型でもOKです。その場合は焼く前に型の内側にバターを塗っておき、焼き時間も長めにして様子を見てください。
焼きたてはぷっくり膨らんでいますが、冷ますとしぼんでひび割れができるのが特徴です(失敗ではありません!)。焼きたてよりも、冷蔵庫で一晩冷やしてしっとりさせてから食べるのがおススメですよ☆
子どもにはミルクチョコレートで作ったものが人気ですが、ビターチョコで作ると甘さ控えめで大人の味に。お好みでどうぞ♪
冷やしたガトーショコラに、お子さんがチョコペンやチョコスプレーや砂糖菓子などでデコレーションすると可愛い『孫チョコ』の完成です!お家で食べるならホイップクリームやアイスクリームも合いますよ♪
まとめ
今年の実家へのバレンタインプレゼントは、お子さんと一緒に作ってお子さんから手渡してもらいましょう☆ご両親の喜ぶ顔とお子さんの得意げな顔が思い浮かびますね!
ご紹介したガトーショコラは材料も工程も少ないので、本番前にお子さんと練習してみるのもおすすめです。おいしいおやつが食べられますよ♪