入園入学準備で名前書きをしていて、ついうっかり書き間違えてしまったりすることってありますよね。
プラスチックなら簡単に消せそうですが、布に油性ペンで書いた字は絶対に消えなそうで、ショックも大きいです!
泣く泣くあきらめる前に何かいい方法をご紹介できないかと思い、布に油性ペンで書いた字を消す方法を試してみました☆
布に油性ペンで書いた字の消し方
そもそも、布に名前を書く用途で作られている製品は「洗濯しても落ちにくい」のを売りにしていたりしますよね。そして私たち使う側も、洗濯のたびに字がうすくなって何度も上から書き直さなきゃならないのはイヤだと思って洗濯に強い製品を選んだりしますよね。
そんな、現代の高度な技術で作られた「落ちにくい」油性ペンの字を落とそうとするのですから、いかにも大変そうですよね!
何か特殊な薬剤や道具が必要?と思い、調べてみると、「ゼブラ」のホームページhttp://www.zebra.co.jp/zebra/other4.htmlに紹介されていました(親切ですね!)☆
それによると、やっぱり「できる限りの対処法」として紹介されていました。完全に消すことは難しいようです。
でも、間違って書いた字や線がうすくなれば、その上から正しい字を書いて目立たなくすることも可能かもしれません。
せっかく丁寧に説明されていたので、あきらめず説明されている手順を参考に挑戦してみることにしました☆
使う薬剤は「消毒用エタノール」か「除光液」。どちらも我が家にあったので、それぞれ別に試してみて比較することにしました!
ほかに用意するものは「汚してもいい印刷のない布きれ2枚」。ティッシュでも可ということなので、私はキッチンペーパーを用意しました。
「汚してもいい印刷のないビニール」は床や机を保護するための敷物として使うそうです。
私はこのほかに「古歯ブラシ」「綿棒」も用意しました。
今回は消毒用エタノールと除光液の比較をするので、さらしを切って用意し、ゼブラじゃなくて申し訳なかったのですが、普段使っている「三菱 パワフルネーム」でさらしにくるくると線を書き、この線の一部を消していこうと思いました。
では、順にためして比較してみましょう!
油性ペンの字を消すエタノールの効果は?
まず、エタノールを布の目立たないところに付けてみて、色落ちや変質しないかを確かめるそうです。
今回私が選んでしまったのが綿100%で白い「さらし」だったため、これは全く心配なさそうです。綿100%でも色柄ものなら色落ちしないか、まずしっかり確認しましょう。
色落ちや変質の心配が無さそうなら、折った当て布(キッチンペーパー)の上に汚れ部分が乗るように裏返しに置き、消毒用エタノールを少量たらして下の当て布(キッチンペーパー)に汚れをしみこませるように別の布(キッチンペーパー)でたたきます。
私は歯ブラシを使いました。
キッチンペーパーにインクが移っています。
キッチンペーパーをずらしながら、インクが出なくなるまで繰り返したら洗濯します。今回は粉せっけんを歯ブラシに付けて軽くこすり洗いしました。
乾かしてアイロンをかけたのがこちら。
左半分だけにエタノールを使っています。まだ残っていますが、結構うすくなりました。
布に書いた油性ペンの字も除光液で消える?
同じように除光液でも試してみます。
ゼブラのホームページにも書いてありますが、除光液はプロピレングリコール類含有のものじゃないと落とせないそうなので表示をよく見てから使います。「保湿成分PG」と書いてあれば、それのことです。
エタノールの時のように裏返し、キッチンペーパーを当て、除光液を一滴たらしたら大変なことに!一瞬にしてインクが広がり、すごい輪染みになってしまいました!何滴か追加してみましたが、どんどん広がっていくだけで消えそうに無いのでここで諦めることにしました。
粉せっけんを歯ブラシに付けてこすり洗いし、乾かしてアイロンをかけました。
急きょ別のさらしに同じように線を書き、今度は綿棒の先に除光液をちょっとつけて少しずつ試していきます。
キッチンペーパーが真っ黒に!さらしに滲んだ染みも真っ黒です。キッチンペーパーに移らなくなるまで、場所を変えながら繰り返したら洗濯します。
こちらも粉せっけんと歯ブラシを使って洗い、乾かしてアイロンをかけます。
結果がこちら。
赤い糸がついているのが最初にエタノールをたらしたもので、その隣が綿棒でつけていったものです。下の青い糸がついているエタノールで試したものより線は消えていますが、周りに広がった染みの分、よけい汚れてしまったようです。
ふと、「エタノールでうすくした状態に除光液を使ったらどうかな」と思ったので試してみました。
結果がこちら。
あらかじめエタノールでインクがうすくなっていたので輪染みにはなりませんでしたが、期待していたほどの変化もありませんでした。でも今回はこれが一番きれいに落ちたようです。
まとめ
油性ペンで布に書いた字は完全に消すことはできませんが、かなりうすくすることはできそうです。
エタノールも除光液も刺激が強いので、必ず換気をよくした場所で作業しましょう。
生地によっては薬剤に反応して色落ちや変色、生地自体が変質することもあるので目立たないところで確認してみるなど、注意しましょう。
あまりくり返すと生地が傷みますので、もし落ちなくてもある程度のところであきらめましょう。
興味があったら試してみてくださいね。