入園準備で用意する手作りグッズといえば、ほとんどが袋物ですよね。
これまで比較的大物の「手提げ袋」や「上履き入れ」の作り方をご紹介してきました。これらは一つ作ってしまえば「完成!」だったのですが、今回ご紹介するコップ袋などの小物は、清潔を保つためにもいくつか洗い替えの用意が必要ですね。
また、今回のコップ袋をはじめとする入園グッズの小物は「きんちゃく袋」で作るものがたくさんあります。昔、家庭科で作られた方も多いと思いますが、紐通し部分の縫い方など「面倒くさそう」という印象がありますよね。
でもご安心ください!いくつも作らなければいけないコップ袋も、簡単にサクサクできる作り方をご紹介します。
入園準備でコップ袋を手作りする際の布選びについて
まずは布選び。コップ袋はその名の通り、園で使うプラスチックコップを入れるためのものです。ランチでお茶やお水を飲んだり歯磨きをするときなどに使ったコップを入れて持って帰ってくるので、毎日洗って清潔なものを持たせてあげたいですよね。
ですから、コップ袋につかう布は頻繁な洗濯に強くて乾きやすいことと、小さなお子さんでも開け閉めしやすい薄さが重要です。綿100パーセントのオックス生地やブロード生地がおすすめですが、うちの息子が園児の時にはダブルガーゼの生地で作ったコップ袋も使っていました。冒頭の写真の前列左側がそれです。ふにゃふにゃしていて、すぐだめになっちゃうかな?と思っていたのですが、意外と3年間大丈夫でした。
バッグに入れて持ち運ぶものですし、ザブザブ洗ってOKなら、そんなに傷むこともなさそうです。端切れコーナーなども活用して、何種類も絵柄を用意しておくのがおすすめです☆私の場合はコップ袋を写真にある3つ用意しましたが、全て違う布で作ったので洗い替えのローテーションがしやすかったですし、息子も「きょうは○○のコップ袋だー♪」などと楽しんでくれました。
入園グッズのコップ袋におすすめのデザインと折りマチについて
コップ袋といえば巾着型ですね。極端な話、コップが入る大きさの巾着であれば構わないと思います。でもそれだと袋の中でコップがあっち向いたりこっち向いたりしてしまうので、コップの幅に合わせたマチ付きの巾着がおすすめです。マチ付きなら出し入れしやすく収まりもいいので、お子さんでも扱いやすいと思います。
特にお箸や歯ブラシなどをコップに入れて一緒に持っていく場合、コップがちゃんと上向きに収まっていないと出しづらかったり、お箸や歯ブラシだけ飛び出してしまうなんていうことも考えられますので、それらを防ぐためにもぜひコップ袋はマチ付きで用意しましょう☆
「マチ」にもいろいろな種類があります。手提げ袋や上履き入れの作り方でご紹介したマチは「三角マチ」といって、重めのものを入れるのにも適した丈夫な作りになっています。そして今回、コップ袋の作り方でご紹介するマチは「折りマチ」です。
折りマチは重いものを入れるのには適していませんが、園で使うコップはプラスチックで軽いので、強度は問題ありません。また、三角マチのように布の重なる部分が多くないので洗濯後も比較的乾きやすい点や、四角くたためるのでしまうときもスッキリ収まる点など、毎日の洗い替え用にいくつも用意しなければならないコップ袋に適したマチだと思います。
毎日交換して持っていくものなので、いろんなデザインで作ってあげるとお子さんの楽しみも増えますね♪私のように、ただ違う生地を使うだけでもいいし、紐の色を変えてみたり、アップリケをつけてみたり、違う色柄で切り替えにしても素敵です☆
一つ作って要領をつかめば簡単ですので、色々なデザインを楽しみながら作ってみてくださいね。
入園グッズのコップ袋の簡単な作り方
では、作り方をご紹介します。使う予定のコップサイズや、お箸や歯ブラシも一緒に入れて持って行くかどうかによって作る大きさは変わってきますので、生地の大きさなどは状況に合わせてご用意ください。
材料
布(綿100%) 縦(作りたい袋の高さの2倍+マチ幅コップの直径+紐通し部12㎝)×横(コップの直径の2倍くらい+縫い代2㎝)
ひも 布の横幅の4倍+30㎝くらい
ミシン糸
作り方
手順1.布にジグザグミシンをかけます。
まず布の縦(長いほう)両方にジグザグミシンをかけ、ほつれ止めをしましょう。
手順2.マチを折ります。
布を中表に半分に折り、アイロンで押さえます。さらにその折り目を、作りたいマチの半分の幅で上に折り、アイロンで押さえましょう。
手順3.両サイドを縫い合わせます。
ずれないように待ち針で留めたら、口から6センチのところに開き止まりのしるしをつけ、縫い代1センチで縫い合わせましょう。
マチの重なっている部分と開き止まりの部分はしっかり返し縫いをしましょう。
手順4.口部分にアイロンをかけます。
まず口の部分を1センチ折ってアイロンで押さえます。両サイドの縫い代を開いて開き止まりから上の部分にアイロンをかけて押さえましょう。
手順5.ひも通し部分を縫います。
口から開き止まりの5ミリ下を通るようにコの字型にミシンをかけましょう。1センチある縫い代の、真ん中あたりを縫えばOKです☆
両方縫えたら2.5センチ折り、2センチくらいのところを縫い合わせましょう。
表に返したら袋部分の完成です☆
手順6.ひもを通します。
用意したひもを半分に切り、左右からひもを通して結びましょう。
コップ袋の完成です!
まとめ
難しそうに見える折りマチのきんちゃく袋も、一つ作ってみれば意外と簡単だと感じられたのではないでしょうか。
布やひもを変えたり、切り替えやアップリケや刺繍などで変化をつけたりすると、お子さんも喜ぶ可愛いコップ袋になりますね♪
折りマチの巾着袋は軽いものを入れるのに適しています。大きさやマチ幅を変えれば体操着入れや小物入れなどにも応用できますので、ぜひいろいろ作ってみてくださいね☆
ほかにも入園入学準備のグッズ作成・制服のサイズ直し・名前つけに関する記事をまとめましたので、よかったら参考にしてみてください。入園入学準備☆手作りグッズの作り方・サイズ直し・名前付けのまとめ
少しでもお役に立てたら幸いです!