お子さんの入園を控えて、さまざまなグッズを手作りで準備する方のための簡単な作り方をご紹介してきました。
前回のコップ袋に引き続き、今回も巾着です☆
園によって毎日お弁当を持参するところ、基本は給食だけれど週に何回かお弁当を持参するところ、月1回だけお弁当持参するところ・・・色々ですが、まったくゼロということでなければお弁当袋が必要ですよね。
うちの息子が園児の時は、基本的に毎日給食だったのですが、毎月1回、お弁当の日がありました。給食も大人気でしたが、お弁当の日はいつもより子どもたちが嬉しそうだったのを覚えています。
そんな嬉しいお弁当の時間が更に楽しくなるような、ステキなお弁当袋を作りましょう♪
入園準備で手作りのお弁当袋を作るための布選び
巾着のお弁当袋を作る場合、コップ袋の作り方をご紹介したときにも触れましたが小さなお子さんの力でも開け閉めしやすいことが重要ですね。しかしプラスチックコップに比べるとお弁当は重みがあるので、ある程度布の強度も必要です。
強度を優先してキルティング地などで作ってしまうと、大人なら問題なかったとしてもお子さんにとっては一苦労で、楽しいはずのお弁当の時間が台無し・・・なんてことになったらかわいそうですよね。
強度を持たせつつお子さんが扱いやすいお弁当袋にするために、オックス地をおすすめします。かわいい絵柄やキャラクター柄などもあるので、お子さんの好きなデザインで作ってあげることもできますね♪
お弁当袋に裏地は必要か?
このブログではこれまで、「手提げ袋の作り方」を二枚仕立てで、また「上履き入れの作り方」の補足として裏地付きをご紹介してきました。
裏地付きのメリットとして「布端の処理がいらない」「丈夫で長く使える」「内布が見えたときおしゃれ」などが挙げられますが、お弁当袋に関しては更に「万が一の汁もれ被害を緩和」することもあります。
とはいっても布ですので、100%に近い汁もれ対策ならビニール袋に入れていただく必要がありますが、裏地無しよりはだいぶ安心感があるのでおすすめです☆
また、裏地付きの巾着は本体が二重になることで強度が増していますが、紐通し部分はコップ袋と同様一重なのでお子さんが開け閉めしにくくなることもありません。
しかも今回ご紹介する作り方はリバーシブルで使えるので、その日の気分で選ぶことができ、一枚作って二枚分楽しめます♪
ということでお弁当袋には裏地付きがおすすめなのですが、生地さえしっかりしたものであれば裏地なしでも大丈夫です。
冒頭の写真は息子が園児の時に使っていたものです。ちっちゃなお弁当箱に合わせて作った右のお弁当袋はデニム地裏地なしで、飾りにチロリアンテープを縫い付けています。その後お弁当箱が大きくなったので、左のオックス地裏地なしを作りました。
お弁当は月1回しかなかった上、汁っぽいものは入れたことが無かったので汁もれをしたらどうなるのかは分かりませんが、丈夫さや安定感や使いやすさには問題なかったです。
でももっと頻繁にお弁当を持参するなら、洗い替えも含め何枚か作ることになると思うのでリバーシブルがおすすめです☆
生地は2枚分必要ですが、手間は裏地なしで1枚分作るのと変わりませんので、安心してください!
お弁当袋の簡単な作り方
では、作り方をご紹介します。冒頭の写真のようにお弁当箱の大きさによって作るサイズも違うので、生地の大きさなどは状況に合わせてご用意ください。
材料
表地(オックス地がおすすめ) 縦(作りたい袋の高さの2倍+マチ幅+紐通し部8㎝)×横(作りたい袋の横幅+マチ幅+縫い代2㎝)
裏地(ブロード地でもOK) 表地と同じサイズ
ひも 生地の横幅の4倍+30㎝くらい
ミシン糸
※例:高さ17㎝×横幅17㎝×マチ10㎝のお弁当袋(冒頭写真左側の大きさ)を作る場合、表地&裏地はそれぞれ
縦(34+12+8)×横(17+10+2)=54㎝×29㎝になり、ひもは146㎝くらいになります。
作り方
手順1.表地と裏地を縫い合わせます。
生地を中表に(表同士が合わさるように)重ね、上下(短い辺)を縫い代1センチで縫い合わせましょう。
手順2.縫い代を開きます。
それぞれの縫い代を開き、アイロンをかけてしっかり押さえましょう。
手順3.両サイドを縫い合わせます。
開いた縫い目同士をぴったり合わせ、ずれないように待ち針で留めましょう。縫い目を中心に6センチ開けて、サイドを縫い代1センチで縫い合わせましょう。
開ける6センチの前後は忘れずにしっかり返し縫いをしましょう。反対側も同様に。
手順4.マチを作ります。
サイドの縫い目と底の折り線をぴったり合わせるように開き、ずれないように待ち針で留めます。定規を当て、作りたいマチ幅になる位置で線を引いて縫い合わせましょう。
縫い目から1センチほど残して切り落とし、ジグザグミシンをかけておきます。残り3か所も同様に。
手順5.表に返します。
6センチの開き口(どちらか)から表に返します。少しずつ、慎重に返しましょう。
手順6.ひも通し部分を縫い、ひもを通します。
片方の袋にもう片方を入れ、口部分をアイロンで整えます。端から2.5センチくらいのところを縫い合わせましょう。用意したひもを半分に切り、左右から通して結んだら完成です☆
☆補足☆
・裏地なしで作る場合はオックス地などのしっかり目の生地を使い、全体的にはコップ袋の作り方を参考にしながら、マチは折りマチではなく切り落とさない三角マチで作るのがおすすめです。
まとめ
前回の折りマチの巾着に引き続き、今回はリバーシブルの三角マチ巾着をご紹介しました。
袋の大きさを変えたり、マチの幅を変えたり無くしたりすれば、色々な用途に合わせたリバーシブル巾着が作れます。
簡単に作れる割に見栄えもいいので、布の素材を変えたりひもをリボンやレースに変えたりして、ちょっとしたプレゼントにも☆
ほかにも入園入学準備のグッズ作成・制服のサイズ直し・名前つけに関する記事をまとめましたので、よかったら参考にしてみてください。入園入学準備☆手作りグッズの作り方・サイズ直し・名前付けのまとめ
少しでもお役に立てたら幸いです!