子供のスーツや制服などのネクタイは、簡単に装着できるワンタッチネクタイが多いです。
普通のネクタイとは作りが違うので、何かの拍子にほどけてしまうと、元に戻すにはどうしたらいいのか分からなくて焦りますよね!
でも大丈夫。意外と簡単に直せますよ☆
ワンタッチネクタイがほどけた!分解して元に戻らなくなったら?
ワンタッチネクタイは、そのままサッと取り付けるだけで簡単にキマるので便利です。
でも長さや結び目が固定されているので、「あとちょっと長かったらもっといいのになぁ」「もうちょっと結び目がこうだったらいいのになぁ」などと思うこともありますよね。
作りも簡単そうなので、「ちょこっと手直ししてみよう!」…としたらバラバラに分解!なんていうことはよくあります。
また、子供が使うことが多いので、慣れないネクタイが気になって引っ張ったり、物珍しくていじったりしているうちにほどけてしまった!なんていうことも。
普通のネクタイと同じように結ぶには長さが全く足りないし、襟元に取り付けるためのストラップも、どこにどうやってくっついていたの?と焦ってしまいますよね。
せっかくほどけてしまったのですから(?)、この際、長さも結び目もちょうどよく調整しながら直してしまいましょう!
ワンタッチネクタイの長さ調節のしかた
ほどけてしまったワンタッチネクタイの本体の長さを調節します。
ワンタッチネクタイでも、ネクタイの後ろ側に隠れる細い方はある程度の長さがあったと思います。
見えない部分とはいえ、この部分があまり短くなりすぎるのは変ですが、数センチなら前にずらしても大丈夫ですよ。
ただ、その分結び目を作る部分の幅が少し狭くなるので、結び目が元の大きさより小さくなります。
おかしくない程度にバランスを見ながら調節するようにしましょうね。
ネクタイの「ちょうど良い長さ」というのは、装着したときに先がズボンのベルトにかかるくらいの長さです。
これは大人の場合の基準なので、子供も同じようにするとバランスが良くてかっこよくなります。
ただ、小学生くらいまでなら短めネクタイでも可愛らしいですし、上着を脱ぐ予定がなければネクタイの長さは見えません。
「ベルトにかかるくらいまでずらすと後ろの長さがギリギリ!」
「結び目を作る部分が細くなりすぎてヘン!」
というときには、長さにこだわるより出来上がりの結び目の形にこだわるのがおすすめです。
様子を見ながら、少しずつずらしてバランスの良いところに決めましょう。
ワンタッチネクタイの直し方
では、ほどいてしまったワンタッチネクタイを直していきましょう!
まず、下準備としてアイロンをかけておくのがおすすめです。
元の長さに直すときにはそのままでもいいのですが、前にずらして長さを変えるときには一度アイロンをかけるときれいに仕上がりますよ。
アイロンの温度は、ネクタイに付いている表示に合わせましょう。ない場合は低温で。
必ずハンカチなどをかぶせて、上から押さえるようにかけていきます。
ネクタイを引っ張りながらアイロンをかけると型崩れしてしまうので気を付けましょう。
次に、長さを合わせて形を作っていきます。
1. ネクタイの太い方(前にくる方)を出来上がりの長さで後ろに折って、細い方をストラップ(首に巻くひも)に引っ掛けます。
ストラップが首に巻くような長いものではなく、襟元のボタンに取り付けるタイプのような短いものの場合もありますよね。
そういう場合は、ある程度長さがあるヒモやリボンなどで代用するとやりやすいですよ。
2. ストラップに引っ掛けた細い方を後ろから回してきて、ストラップと平行になるように太い方の上に横向きに重ねます。
3. そのままストラップの下を通って向こう側に回し、ストラップの上から2の横向き部分に通します。
4. 裏に返して、細い方が太い方の後ろに重なるようにしながら、細い方を少しずつ引っ張って結び目を作ります。締めたり緩めたり調節しながら、長さと結び目を整えます。
太い方の三角に細い方の三角を押し込むような感じにするときれいな結び目ができますよ。
5. 形が整ったら、ほどけたり形が崩れたりしないように結び目の後ろをまつり縫いしてしっかり留めておきます。
6. このままでもいいのですが、お好みで結び目の下にへこみ(ディンプル)をつけたい場合は、結び目の下をちょっとめくってM字に整え、縫い留めます。
7. 結び目をかぶせたら完成!
短いストラップの代わりにヒモやリボンなどを使った場合は、ここで元のストラップに付け替えます。
ヒモやリボンが通っている部分にストラップを通してからヒモやリボンを引き抜きましょう。
この方法を応用して、大人用ネクタイで子供用のワンタッチネクタイを簡単に作ることもできますよ♪
→ネクタイをリメイクして子供用に☆長さの決め方と作り方は簡単!
まとめ
ワンタッチネクタイをほどいてバラバラに分解してしまうと、「どうやって結んであったんだろう?」と分からなくて焦りますよね。
でも、やってみると意外と簡単な作りになっています。せっかくなので、長さや結び目も調節して、きれいに直してしまいましょうね!