子供が6年生になると急に中学校の入学が現実味を増してきて、制服の準備など色々と気になってきますよね。
制服はかなり高価なので、家計のことを考えて「できればお下がりが欲しい」と思うこともあるのではないでしょうか。
でも実は「お下がり」って、人によって考え方が様々でトラブルになりやすいとも言われています。
中学校の制服をお下がりでもらうためにはどうしたらいいか、相手に厚かましい印象を与えず嫌な気持ちにさせないお願いの言い方や、もらえたときのお礼など、注意すべき点について書きました。
中学校の入学準備で制服のお下がりが欲しいとき
中学校に入学するにあたって制服は必ず用意しないといけないものですが、かなり高価でびっくりします。
他にも体操着やシューズ類など、学校指定で用意するものがたくさんあって、どれも自由に用意するものと比べて高くつきますよね。
部活や塾などたくさんお金がかかる時期ですし、たった3年間しか着ない制服ですから、できれば先輩のお下がりをもらいたいと思うお母さんも多いです。
でも、着なくなった中学校の制服を「あげる」「もらう」といったやり取りが積極的に行われる学校と、そうでない学校があります。
また人によっても、「卒業したらもう着ないものだし、取っておいても邪魔だから、捨てるくらいなら着てくれる人にあげたい」という人もいれば、「お下がりの制服なんてかわいそう」「制服のお下がりが欲しいなんて、自分から言ってくるのはどうなの?」という人もいます。「知っている子や仲の良い子が着るならあげたいと思うけれど、面識のない人や親しくない人にはあげたくない」という意見も多いです。
どの考え方が正しいとか間違っているとかはないので、このように「制服のお下がりをあげる・もらう」ということに対する考え方が一人一人違うということは意識しておいた方がいいかもしれませんね。
制服のお下がりのやり取りが積極的な学校なら「うちもほしい」と手を挙げやすいですが、そうでない場合やどちらか分からない場合は、仲の良いママ友にそれとなく聞いてみるとあっさり解決することもありますよ。
手当たりしだい色んな人に「制服がほしい」と言って回っていると「厚かましい」なんて思われてしまう恐れもあるので、ごく親しいママ友に「それとなく」聞くようにするのがポイントです。
中学生以上の子供がいるママ友に聞けば更に詳しいことを教えてもらえたり、「誰かに制服をあげたい」という人を知っていれば紹介してくれたりするかもしれません。
この場合、できれば自分の子供とは異性の中学生以上の子がいるママ友に聞くようにするのが無難です。
同性だと「うちの子の制服が欲しいっていうことなのかな?」と思われてしまう恐れもありますよね。
でも、とっても親しい間柄であれば直接お願いするのもアリだと思いますよ。その場合にも、お願いするときの言い方には注意が必要です。
お下がりをもらうのに相手を嫌な気持ちにさせないお願いの言い方
制服のお下がりのやりとりが積極的かどうかや、相手の方が誰かに制服をあげたいと思っているかどうかに関わらず、何より注意しなければいけないのは「お願いするときの言い方」です。
「卒業したらもう制服なんていらないでしょ?」「どうせ捨てるならうちにちょうだい!」
という気持ちでお願いすると、たとえそれを口に出さなくても相手に伝わってしまいます。
もしかしたら、「あげようと思っていたけれど、やっぱりほかの人にしようかな」と思われてしまうかもしれません。
卒業後の制服は3年間の思い出が詰まっていて、子供自身だけでなく、お母さんとしても子供の成長を感じる大切な物の一つです。もう着ることはなくても、しばらく取っておきたい人だって中にはいます。
「思い出の詰まった大切な制服だから、無理ならもちろんキッパリ断ってほしいんだけど…」
などと前置きをしてから丁寧にお願いをすれば、あげたくないと思っている人は断りやすいですし、あげてもいいと思っている人には「大切に着てくれそうだな」という印象を与えられますね。
もし断られてしまっても「そうだよねー、無理なお願いしちゃってごめんね!」などと、相手の方が気にしないように明るく丁寧にお礼を言うといいですね。
期待してはいけませんが、もしかしたら知り合いで制服を譲りたい人がいれば紹介してくれるかもしれませんよ。
お下がりをこちらからお願いしてもらうときのお礼は?
相手の方から「もしよかったら使う?」と声をかけてもらったのではなく、こちらからお願いをしてお下がりをもらっておきながらお礼を用意していないのはNGですよね。
<関連記事>学生服のお下がりへのお礼の選び方!相場と渡すタイミングはいつ?
こちらからお願いしてお下がりをいただく場合にはそれなりの金額のお礼を、「本当に助かりました」という感謝の気持ちで渡すようにするといいと思います。
お願いして学生服のお下がりをいただいた場合のお礼は、制服だけでなく体操着や体育館履きやその他の小物類など、いただく物の内容や量によって変わりますが、五千円~八千円分くらいが相場のようです。
とは言ってもお金を包んで渡すのはNGですし、またあまりに高額なお礼は却って失礼にあたります。
こういう場合には金額の分かってしまう商品券だけで渡すよりは、菓子折りなどに商品券を添えて渡すとスマートですよ。
例えば、たくさんいただいたので八千円分くらいお礼を渡したいというときは、三千円くらいのお菓子の詰め合わせに五千円分の商品券などを添えて渡すという感じです。
商品券の代わりに図書カードやクオカードなどにして、制服の持ち主だった子に使ってもらえるようにするのもおすすめです。
クオカードはコンビニでお昼ご飯や飲み物などを買うことはもちろん、大手書店(一部店舗をのぞく)では図書カードのようにも使えるので、高校生や大学生へのお礼にも喜ばれますよ。
→QUOカード 使えるお店
「これ(図書カード・クオカード)は◯◯さん(制服の持ち主だった子)へ。これ(お菓子)は皆さんで召し上がってください。」と言って渡せば、相手の方も受け取りやすそうですね。
ちなみに、よく「状態を見て判断」などとも言われていますが、こちらからお願いをしているのであればなおさら、お下がりの状態によってお礼の品の金額を下げたりするのもどうかなぁ…とは思います。
まとめ
中学校の入学準備はいろいろとお金がかかります。特に制服はかなり高価でびっくりしますよね。
制服のお下がりを先輩からもらえたら、とっても助かると思います。
ただ「お下がり」というものは人によって色々な考え方があるので、トラブルになりやすいのも事実です。
どうしても欲しいからといって、あまり積極的に「ほしいほしい」と言うのではなく、「もう着なくなっても大切な思い出の一部なんだろうな」ということを頭の隅に置いて、ダメな場合に相手が断りやすいように丁寧にお願いすることを心がけると、相手の方への印象も良いですね。
そして、お下がりを頂けたときにはお礼を渡すことも忘れずに。