幼稚園や学校などで水泳の時期を迎えるにあたって、水着の用意をされると思います。
その中で、水着の定位置に名札をつけるように指示されることが多いと思いますが、「伸縮性のある水着にどうやって名札をつけたらいいかな?」と迷いますよね!
この記事では水着に名札をつけるときのおすすめの方法をご紹介します。
水着に名札を付けるときにおすすめのつけ方
水着に名札を付ける方法には「手縫い」と「接着」の二通りあります。
「手縫い」は説明するまでもなく名札の生地を水着に針と糸で縫い付けていくという、昔からの基本的な方法ですね。
それに対し「接着」は、アイロンの熱を利用して接着できる専用のゼッケン生地を使う方法です。入園入学準備でネームタグやワッペンなどをアイロンで接着した方も多いと思いますが、それと同じ方法ですね。
アイロン接着は手縫いに比べると面倒なこともなく手軽な印象ですが、「設定温度を間違えて水着が溶けちゃった!」とか、つける場所を間違えたりお下がりで人にあげようと思ったときに「剥がしたら糊の跡が白く残っちゃった!」とか、「何度か使っているうちに剥がれてきちゃった!」という声も多く聞きます。
アイロン接着タイプの名札であっても、パッケージを見ると「洗濯回数の多いものは縫い付けて」と書いてありますので、水中で動くたびに伸縮を繰り返す水着の場合はやっぱり「手縫い」がおすすめです。
手縫いではなくミシンで縫い付けている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、素材的にも形状的にもミシンでは縫いにくいので、手縫いの方が却って簡単で早くできますよ。
水着の名札にはどんな生地がいい?
学校によっては「白い木綿の生地で」など指定されることもあるかもしれませんが、ほとんどの場合指示されるのは「白」「サイズ」「付ける場所」くらいだと思います。
スクール水着を買うと名札用の生地がついてくることもありますね。生地を指定されていなければそれを使うのがいいと思います。
水着を買ったときに付いていなかったり、お下がりの水着を使う場合は名札用生地を用意する必要がありますよね!おすすめは水着と同じように伸縮性のある「のびのびスポーツゼッケン」です。
のびのびスポーツゼッケン大幅15cm×21cm1枚入りG400-00009 |
我が家では水着だけでなく水泳帽にもこれを使っています。
→水泳帽の名前はどこに書く?布に書いて付ける場合の生地の選び方と縫い方は?
「アイロン接着OK」と書いてありますが、やはり「洗濯回数の多いものは縫い付けて」と書いてありますのでアイロンは使わず手縫いで縫い付けています。
水着と同じように伸縮性があるので着用してたくさん動いても引きつる心配がありませんし、なにより切りっぱなしでOKなので手軽にスッキリと縫い付けられる点が嬉しいです♪
ちなみに水着を買い替えたときには名札用の生地が付いてきたのですが、それも同じタイプの伸縮性のある生地でした。
水着におすすめの名札の縫い方
では、名札の生地を水着に縫い付けるときのおすすめの縫い方を二通りご紹介します!
私は先ほどご紹介した伸縮性のある「のびのびスポーツゼッケン」を使っていますが、木綿の生地であっても縫い方は同じです。
水着に名札を縫い付けるときに気をつけなければならないのは、「水着は、着ると必ず伸びる」ということです。ですから、体操着にゼッケンを付けるのと同じように普通に縫い付けたのでは糸が生地の伸縮に追いつけずに切れてしまうことがあるのです。
水着を着て生地が伸びても糸が引きつって切れてしまわないように、ちょっとしたコツを使って縫っていきましょう。糸は木綿糸で大丈夫です。
まず、「なみ縫い」で縫い付ける方法。
表の縫い目は2ミリで、1センチくらいの間隔で縫っていきます。1辺縫うたびに水着を軽く伸ばします。すると、裏の縫い目にこのくらいのたるみが出ますので、このまま玉止めすればOKです。
水着を伸ばすときは思いっきり引っ張らなくても大丈夫ですよ。大体この画像くらいのたるみがあれば着用中に糸が切れることはないと思います。
心配であれば、全部を縫って玉止めする前に一度お子さんに着せてみて、ちょっと動いてもらって確認すると安心です。その時は忘れずに針を外してくださいね!問題なければ玉止めをしましょう。
次に「縦まつり」で縫い付ける方法。
こちらも表の縫い目は2ミリで、1センチくらいの間隔で縫っていきます。
名札生地の端から2ミリのところに針を出し、そのまま真上、名札生地のふちに針を刺します。
最初に針を出したところの1センチほど隣に針を出し、同じように真上のふちに針を刺します。
ぐるっと一周、同じようにくり返し縫っていきましょう。間隔に関係なく、角の部分は画像のように縫うとピラピラせずしっかり縫い付けられます。
裏の縫い目を見ると、このようにちょっと斜めになっています。この斜めがポイントで、生地を伸ばすと糸が一直線になるので、切れずにしっかりと縫い付けておくことができます。こちらも玉止め前にお子さんに試着してもらって確認すると安心ですね。
この画像のように水着の内側にはメッシュ部分があると思いますが、名札を縫い付けるときに一緒に縫ってしまうと着心地が悪くなってしまったり生地が引きつってしまうこともあるので、一緒に縫わないように気を付けましょう。
まとめ
水着に名札を付けるときには、水着と同じように伸縮性のある生地がおすすめです。アイロン接着できるものもありますが、水中で着用する水着では取れてしまいやすいので手縫いで付ける方が丈夫です。
私がやってみて良かった縫い付け方が二通り、「なみ縫い」と「縦まつり」です。縫い終わったら玉止め前にお子さんに着せてみて糸が引きつって切れそうじゃないか確認するとより安心ですね。
水着に裏地がついている部分は、着心地が悪くなってしまうので一緒に縫ってしまわないように気を付けましょう。
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