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自家中毒の症状を予防するにはブドウ糖と何?過ごし方や注意点は?

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子供の吐き気や嘔吐が続いて、病院で「自家中毒(アセトン血性嘔吐症)」と診断されたという方も多いのではないでしょうか。
うちの息子も卒園を間近に控えた頃に初めて自家中毒と診断され、もうかれこれ数年の付き合いになります。小児科の先生によると、子供には割とよくある症状なのだそうですが、とても辛そうな様子を見ていると本当にかわいそうです。
症状が出ていないときには全くの健康体で元気いっぱいなのに、一旦症状が出始めると子供もナイーブになってしまいますし、見ている親も心配で「何とかしてあげたい!」と思いますよね。
この記事では、自家中毒の症状が出やすい時期にうちの息子に行っている予防策、過ごし方、注意していることなどについて書きました。

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自家中毒の症状を予防するためにはブドウ糖と何が効果的?

自家中毒(アセトン血性嘔吐症)と診断されると、医師から「飴をなめさせるように」と指示された方も多いと思います。
重度の自家中毒を起こしたときの処置としてブドウ糖の点滴を行うように、自家中毒を起こしているときにはとにかくブドウ糖と水分の補給が大切です。嘔吐による脱水症状を防ぐのはもちろんですが、ブドウ糖を補給することでケトン体の増加を抑え、水分をこまめに補給して尿と一緒にケトン体を排出することによって症状が治まってくるのだそうです。
自家中毒(アセトン血性嘔吐症)は「周期性嘔吐症」とも呼ばれているように、嘔吐を繰り返すのが特徴です。
「吐いたらスッキリした」ということもあるようですが、嘔吐ってそれ自体が苦しいのはもちろん、水を飲んでも吐きやすくなったりして脱水症状を起こしやすくなってしまいますし、何より心理的にも不安感が増してナイーブになってしまいがちですよね。ですから、できれば嘔吐をしてしまう前になんとか症状を抑えて「吐かないで済んだ」という状態にしたいところです。
自家中毒を初めて起こした頃は、突然気持ち悪くなって吐いてしまうということも多いかと思いますが、だんだんと「きっかけ」というか「前兆」みたいなものが分かってくるようです。また、「なりやすいシチュエーション」というのもあるようですので、子供と一緒に過ごしながら、また子供の話を聞きながら、症状が出る前に飴をなめさせておいたり多めに水分を摂らせておいたり、あまり神経質にならない程度に対策をしておくと、とても効果的です。

飴はいろいろな種類がありますが、油脂や乳成分を含まないものを与えます。色々な種類の飴を試してみるとたまに「これすごい効く!」というものが見つかりますよ。たぶん人それぞれ、また時期によっても変わってくるのかもしれませんが、息子の場合はレモン味やサイダー味などちょっと酸味のある飴が効果的だったようです。その後、ドラッグストアでぶどう糖のタブレットを見かけたので試しになめさせてみたところ、これがすっごく良かったようで、それからはぶどう糖のタブレットメインになりました。

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水分はイオン飲料がいいとかも言われていますが、特に嘔吐が無ければ水や麦茶などでいいそうです。こまめに補給するのが理想的なのですが、うちの息子は特にスポーツをしていないせいなのか、幼稚園のころから水筒を持たせてもあまり飲んで来ない子でした。小学生になって、自家中毒が起こる仕組みを簡単に説明すると少しずつ理解できたようで、意識的に水分を摂るようになりました。
また、かかりつけのお医者さんに相談して吐き気止めを処方してもらうこともできます。
「飴をなめたけれど吐いてしまったことがあって不安」「学校では飴をなめにくい」といったときなどに服用すると安心できますよ。
このように、自家中毒の「症状が出やすいシチュエーション」の前や「症状が出そう」な前兆を感じたらすぐに対処できるようにすると、「気持ち悪くなりそうだったけれど治まった!」とか、「ちょっと気持ち悪いけれど吐くほどじゃない」というところで止めることができると思います。できれば子供自身で判断できるようになるといいのですが、まだ小さいうちや慣れないうちは周りの大人が気を付けてよく様子を見てあげながら「なんだかあやしいな」と思ったらさりげなく飴をなめさせたりお茶を飲ませたりしてあげると、そのうち自分で前兆が分かるようになって「飴ちょうだい」と言ってくるようになるかもしれません(うちはそうでした)。

自家中毒の症状が出やすいときの過ごし方

自家中毒を発症しても、症状が治まったらそのまま何ヶ月・何年と発症しないこともあります。ただ「自家中毒になりやすい体質(性格)」ではあると思いますので、忘れたころに発症することもしばしば。一旦発症してしまうとしばらくの間は症状が出やすい時期が続くので、上に書いたように予防策として飴などを持ち歩いたり、受診して吐き気止めをもらっておいたりといった準備をしておくと安心できます。
幼稚園や学校に通っている場合は、先生にも知らせておくと子供も安心して過ごせますね。
また、興奮したり緊張したり疲れたりすると症状が出やすいので、一日を通してできるだけリラックスして過ごすことも大事です。とはいえ、たくさんのお友だちと過ごす幼稚園や学校での時間はそれなりに興奮したり緊張したりするものですよね。自家中毒は、お友だちと仲良く楽しく過ごしていても疲れとともに症状が出てしまうこともあるので、子供が帰ってきたらよく様子をみてあげましょう。
帰宅後も元気そうなら普段どおりで構わないと思いますが、いつもより疲れていそうだったり具合が悪そうだったりしたら、なるべくゆったりとリラックスして過ごせるように早めにお風呂に入れたり、消化の良い夕飯を食べさせていつもより早めに寝かしたりするといいですよ。

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自家中毒の症状が出ないようにするための注意点とは?

自家中毒を発症してしまうと、一旦治まってもちょっとしたきっかけでまた症状が出てしまうことがあります。ですから症状が治まってもしばらくの間は用心したほうがいいですね。
我が家で特に気を付けている点は、「食事」「水分」「睡眠」です。

まず食事に関しては、自家中毒の症状が出ているときはもちろんですが、デリケートな時期も油っこい食事は避けるようにします。
うちの息子もそうですが、子供って揚げ物とかこってりした食べ物が好きですよね。明らかに気分が悪いときは食べたがりませんが、少しよくなると「食べたい!」と言ってきます。
症状が全くないときはもちろん食べても大丈夫ですが、症状が治まってすぐとか怪しいときは、油っこい食事がきっかけでまた気持ち悪くなってしまい、ぶり返してしまうこともあるので注意が必要です。
特に症状が出ているときは、ブドウ糖を補給するためにも炭水化物を意識して、雑炊や煮込みうどんなど消化の良いものがおすすめですよ。うちの息子には、喉ごしの良い冷やしそうめんも好評でした。

水分補給も普段以上に気を付けます。小児科の先生の話によると、自家中毒を起こしている子は脱水症状を起こしていることもあるそうです。自家中毒の症状がひどくてたくさん吐いてしまったり、水を飲んでも吐いてしまうことによる脱水というのもありますが、発汗などで体内の水分が少なくなるとおしっこが濃くなってケトン体の割合も多くなってしまいますよね。おしっこと一緒にケトン体を排出するためにも、こまめにしっかり水分補給することが大事です。

寝不足も自家中毒の症状を出やすくしてしまいます。
解消できなかった疲れが引き金になるのはもちろんですが、夜更かしをして朝寝坊し、朝食を食べずに出かけたりすることで糖が不足すると自家中毒を引き起こしてしまいやすくなるんですね。
息子の場合は、遠足や運動会など行事の前夜にワクワクしすぎてなかなか寝付けなかったり、はりきりすぎて朝早く目が覚めてしまったりすると、朝食中に気持ちが悪くなってしまうことが多いです。

夜更かしに関しては、晩御飯の時間を早めたり、寝る前のテレビやゲームをやめさせてゆったりぬるめのお風呂に入浴させたり、早めに布団に入れるように促したりすることで改善していくことができそうですね。
それに対し、うちの息子のように楽しいことの前にワクワクしすぎたり張り切りすぎて自家中毒の症状が出てしまう子って、実は結構多いそうです。でもこればかりは、身に覚えのある方も多いと思いますが「早く寝なさい!」と言われても「眠りたいのに眠れない」のだから仕方ないですよね。もしかしたら本人も「あんまり眠れなかった。どうしよう……。」と不安になっているかもしれないので、「お布団に横になっていただけでも体は休まっているはずだから大丈夫だよ!」と言って、予防的に吐き気止めを飲ませてから朝食を食べさせたり、どうしても少ししか食べられない時には飴やブドウ糖タブレットと水分だけは摂らせるようにしています。息子の場合は、それだけで結構回復して元気に出掛けていくことが多いです。

まとめ

自家中毒の症状を予防するにはブドウ糖と水分が大事です。症状が出そうな前兆を感じたり出やすいシチュエーションの前には、意識的に飴などの糖分や水分を補給することで症状を抑えたり吐いてしまうのを防いだりすることができるかもしれません。

症状が出やすい時期には、できるだけリラックスしてゆっくり体を休ませるのが効果的です。また、この時期は油っこい食事は避けて消化の良い炭水化物を意識して取り入れるのがおすすめです。

寝不足は自家中毒の症状を引き起こしやすくします。リラックスして早めに眠れるように工夫することはもちろんですが、どうしてもなかなか寝付けなくて朝食が食べられない時には、飴やブドウ糖タブレットなどの糖分と水分だけでも摂らせるようにすると、症状を抑えたりひどくなるのを防げたりすることもありますよ。

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