母の日のプレゼントを選ぶとき、ふと「ふさわしくない物や贈ってはいけない物ってあるのかな?」と考えることってありますよね。
贈り物は気持ちを形にして届ける物でもあるので、意外とタブーも多いのです。
感謝の気持ちを込めて選んだ贈り物なのに、違う意味で受け取られて相手に嫌な思いをさせてしまったらお互い残念ですよね。
この記事では、母の日のプレゼントに選びがちだけれど実はタブーとされている物についてご紹介します。
母の日のプレゼントに贈ってはいけないタブーな物ってあるの?
結婚すると、母の日には自分の母親だけではなく義母にもプレゼントを選ぶことが多いと思います。自分のお母さんは親子なのであまり堅苦しく考えず、また好みもよくわかっているのでプレゼントも選びやすいと思います。
それに対してお義母さんは、はっきり言ってしまえば他人ですよね。お互いにどこか遠慮のようなものがあったりして、本心が分かりにくかったり好みや考え方もよくわからないことが多いのではないでしょうか。
ですから、特にお義母さんに送る母の日プレゼントには気を遣ったほうがいいです。喜んでもらいたいと思って選んだにもかかわらず、うっかりタブーな物を贈ってしまい「嫌がらせかしら?」なんて勘違いされて悲しい思いをさせてしまったり、関係がぎくしゃくしたりすると何のための母の日なのかわからなくなってしまいますよね。
はっきりと「これが欲しい!」と普段から言っていたり、「この花が好き!」「この食べ物が好き!」といった好みがわかっているなら、細かいタブーは気にせず「おかあさんが欲しがっていたので」「おかあさんが好きな○○にしました」と言って贈ってもOKだと思いますし、喜んでもらえると思います。
でも、欲しいものや趣味や好みがわからない場合はこのあとご紹介する「タブーな物」に気を付けて選ぶとお義母さんに嫌な思いをされずに感謝の気持ちを伝えられるのではないでしょうか。
縁起の悪い贈り物!意外な物も?
「縁起の悪いもの」は誰でも贈り物にはタブーだということくらい分かりますよね。でも、一見「縁起が悪いようには思えないもの」なのに、実は縁起の悪い意味があったりすることもあるので注意が必要なんです。
母の日の贈り物に選びがちだけれど実は縁起が悪いとされているものには次のようなものが挙げられます。
・白い花
白い花は爽やかで可憐な雰囲気もありますが、「死者に贈る花」とされているので避けた方がいいです。特に白いカーネーションは、亡くなったお母さんへ母の日に贈るものです。
・菊の花
ピンポンマムなどの洋菊は見た目にもかわいらしく、mum(菊)とmam(おかあさん)が同じ「マム」と発音することから最近は母の日のプレゼントとしても人気があるそうです。でも日本には昔から「菊=仏花」というイメージがあって、特に年配の方の中には気分を害する人もいるようなので、きれいな色でも避けた方がいいかもしれません。
・(白い)ハンカチ
ハンカチは贈り物の定番でもありますが、昔はハンカチのことを「てぎれ」と言ったことから「別れ」「縁切り」を意味することがあるそうです。特に白いハンカチは亡くなった人の顔にかける白い布を連想させるということで、プレゼントにするのは非常識だと思う方もいるようです。
・櫛
素敵な細工の施された伝統工芸の櫛などもあって母の日に贈ったらいかにも喜ばれそうな気がしますが、「クシ=苦死」を連想させるので贈り物には向かないという考えの人もいるようです。
・刃物
ちょっといい人気の包丁など、母の日にプレゼントしたら喜んでくれる場合もありますが、ハンカチ同様「縁切り」の意味もあるので敢えては選ばないほうが良いかもしれませんね。
目上の人へのプレゼントとしてNGな物は?
友人になら喜ばれそうなプレゼントでも目上の人には失礼にあたる場合があります。お義母さんは目上の人ですので、次に挙げるものは避けた方がいいかもしれませんね。
・靴下、スリッパ、靴など足に履くもの
初夏なので、サラッとした素材の室内履きなど喜ばれそうな気もしますが、「足で踏みつける」ということで、失礼にあたるそうです。
・下着
足に履くもの同様、「下に着る物」を贈るのも失礼にあたるそうです。それに、よっぽど親しくないと下着を贈られてもイヤですよね。
・エプロン
これはもう、母の日プレゼントの定番中の定番ですよね。ところが「もっと働きなさい」という意味もあるのだとか。
・ダイエットグッズ
たとえお義母さんが体型を気にしていたとしても(気にしているならなおさら)、ダイエットグッズを贈るのは「もっと痩せてください」という意味なので失礼です。
・現金や商品券や高価すぎる物
「これで何か好きな物を買ってください」というのは、見下されているような気にさせてしまうこともあるのでNGです。高価すぎるプレゼントも却って失礼にあたります。
まとめ
母の日プレゼントのタブー、意外な物がNGとされていて「え?こんな理由で?」と思われたのではないでしょうか。
でも、ここに挙げたものを贈ったら絶対にダメということではありません。「こういう考えで気分を害する人もいる」ということです。
私は自分の母と義母に白い花(柏葉アジサイ)も靴下もエプロンも贈ったことがありますが、もちろん悪い意味で贈ったわけではありませんし、母も義母も悪い意味で贈られたなんて思っていないのでとても喜んでくれました。
相手との距離感や好みや考え方によってはOKですが、わからなければ「避けた方がいいかも」という参考にでもしていただけたらと思います。
母の日プレゼントに関する記事をまとめた「母の日プレゼントのアイデアまとめ☆おすすめ&義母への注意点とは?」も、参考にしてみてくださいね。